分類: |
蔓性宿根多年草 |

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寒さ: |
強い〜やや弱い |
暑さ: |
強い |
花径: |
約 10cm |
花色: |
青紫色、紫色 |
場所: |
日向 |
増やし方: |
挿し木 |
用途: |
花壇、鉢植え |
その他: |
一年草の朝顔のように種はできません。 |
花言葉: |
はかない恋、愛情の絆 |
ノアサガオはヒルガオの仲間で大きな花を咲かせます。半耐寒性の寒さに強くない多年草ですが、暖地では一度庭に植えておくと毎年のように花を咲かせます。ノアサガオの花期は初夏から秋ととても長く、暖地では晩秋ぐらいまで花を咲かせています。夏の強い日差しを遮る緑のカーテンとして向いており、葉がとても多く茂ります。宿根草なので、冬は葉がなくなりますが、本格的な夏までには葉がまた茂ります。 |
作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
開花時期 |
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開花 |
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場所 |
日向(霜よけ) |
日向 |
霜よけ |
植え付け |
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植え付け |
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挿し芽 |
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挿し芽 |
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挿し芽 |
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肥料 |
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肥料 |
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鉢の水やり |
控えめ |
表面が乾けば与える(夏の水切れに注意) |
控えめ |
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ノアサガオ
7月下旬、植物園 |

ノアサガオ2
8月下旬、近所 |

ノアサガオの全体
8月上旬、植物園 |

フェンスに這い上がるノアサガオ
8月上旬、植物園 |
ノアサガオの育て方
場所
大分市の海岸 |

斜面に自生するノアサガオ |
日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。寒さにはあまり強くありませんが、関東以西では庭で容易に越冬します。多年草の宿根朝顔なので、冬になると地上部の葉が枯れますが、暖かくなると株元から葉が伸びてきます。葉が枯れたら株元から切り取り、藁を敷いたり土を盛ったりして防寒しておくとよいです。
植え付け
春に苗が売られているので、入手したら植えつけます。とても根張りが旺盛なので、65cmプランターでは1株だけにしておきます。深さが浅いと根詰まりしやすいので、土が多く入る深めの鉢植えを利用した方がよいと思います。用土は普通の花の培養土でかまいません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などです。肥料切れさせないよう元肥にマグァンプK(中粒)などを混ぜて植えつけるとよいです。庭では蔓を登らせるフェンスなどがある日当たりのよい所に、水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に牛糞などを混ぜ込んで、60cm以上の間隔を植えつけます。 蔓がよく伸びるので、緑のカーテンに向いています。 |

ノアサガオの植え付け |
緑のカーテン
生育が早く、春に苗を植えつければ、夏には葉が覆ってくれます。根張りがよいので鉢は大き目に、支柱は緑のカーテン用が売られているので、それを利用するとよいと思います。高さは出来るだけ高く、1階ぐらいなら夏までに蔓が届き、逆に支柱が短いぐらいよく伸びます。
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水やり
鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。夏の日差しの下ではよく乾くので、朝と夕方の2回の水やりになります。水切れしてくると、葉が萎えてくるので分かります。庭では植えつけ後、しばらくは乾かし過ぎないように注意して、その後は雨が降らず、土が乾き過ぎるようなら与えます。
肥料
生育期の4月中旬から10月頃まで、鉢植えでは定期的に緩効性の化成肥料や骨粉入りの固形油粕などを蒔いておきます。庭では骨粉入りの固形油粕などを蒔いておきます。
支柱、誘引、摘心
広い場所では蔓を地面に這わせる事が出来ますが、一般の家庭では支柱やフェンス、ネットなどに蔓を誘引して育てます。本葉が7、8枚ぐらい伸びたら、蔓の先端を切って摘心すると、脇芽から蔓が伸びて数が増えます。緑のカーテンでは蔓が手に届く所までは、横方向に誘引するとよいです。途中に隙間ができたら、隙間の下を摘心すると蔓が増えます。
初冬の切り戻し
冬が始まる頃になると葉が枯れるので、地上部から20cmぐらい残して切ってしまいます。冬の寒さにはあまり強くないので、藁を敷いたり土を盛ったりして防寒しておきます。
増やし方
挿し芽
挿し芽で増やす事ができます。時期は気温が高ければいつでも行えますが、初夏の6月頃、秋の9月頃に行うのが理想的です。鉢植えで育て続けたい場合は、9月頃に挿し芽を行って苗を作り、来シーズン利用するとよいです。一節分の挿し穂を用意して、葉の付け根が用土に埋まるようポットや小鉢に挿します。冬は苗を室内日当たりのよい所で越冬させて、春になったら植えつけます。
株分け
地植えでは、地面に這った蔓から発根して根付くので、それを取って増やす事もできます。時期は10月中旬頃まで行えます。苗は冬を室内で越冬させ、春になったら植えつけるとよいです。
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