分類: |
多年草 |

|
寒さ: |
弱い |
暑さ: |
弱い |
草丈: |
40cmから50cm |
花径: |
5cm〜10cm |
花色: |
ピンク、白、赤、橙色、黄色など |
増やし方: |
株分け |
場所: |
日当たりを好む(夏の高温乾燥を嫌う) |
用途: |
鉢植え |
幻の洋蘭と呼ばれるディサです。標高の高い湿地に生息しているランで、寒すぎず暑すぎない冷涼な気候を好み水を好みます。原種は120種ぐらいあるようで、主にお店で販売されている鮮やかな色をしている種類はラディサ・ユニフロ−ラ(Disa
uniflora)という南アフリカケープ地方に生息している園芸品種です。花は鮮やかな美しい色をしていて、花持ちがよく1ヶ月以上持ち、切り花にしても水揚げがよく花が長持ちします。冷涼な気候に生息しているため、日本の夏の高温を嫌い、夏越えが難しい洋蘭でクールオーキッドと呼ばれています。上級者向けで開花させるのが難しい洋蘭になると思います。 |
作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
開花時期 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
開花 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
場所 |
室内の日向(5度以上) |
日向(風通し) |
遮光50%(風通し良好) |
日向 |
室内の日向(5度以上) |
植え替え |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
植え替え |
|
|
|
|
|
|
|
|
株分け |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
株分け |
|
|
|
|
|
|
|
|
肥料 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
肥料 |
|
|
|
|
鉢の水やり |
表面が乾く前に与える |
|

ディサ
5月中旬、自宅の鉢植え |

ディサの全体
5月中旬、自宅の鉢植え |

ディサ2
5月中旬、自宅の鉢植え |
ディサの育て方
購入したディサの管理
春の5月から6月頃に開花株がお店に出回ります。開花株はできるだけ明るい所で、できれば午前中の柔らかい日光に当てて育てた方が花色がよくなります。水を好むランなので、鉢土を乾かさないよう、鉢土が乾く前に水やりたっぷりします。鉢が軽くなるぐらいでは水不足になります。肥料は開花中に与えてはいけません。
場所
生育温度は15℃から25℃ぐらいと冷涼な気候を好みます。開花期の日差しの弱い時期は日に当てた方が花色がよくなります。夏の高温をとても嫌うので、夏は50%ぐらい遮光して風通しのよい所で育てます。風が当たらないと病気に成りやすいので、高い所など、できるだけ通風のよい所で育てます。冬は5度以上のできるだけ暖かい所で越冬させます。
水やり
水を好むランなので、年間を通じて鉢土を乾かさないように水を与えます。与えすぎて枯れる事はないので、特に夏は鉢土の温度を下げるためにも多く与えます。綺麗な水を好むようなので、水道水を与えていれば問題ないようです。とても空中湿度を好むランで、冬はよく乾燥するので、暖かい時間帯に霧吹きで葉に霧吹きをかけて育てます。
植え替え、株分け
秋の涼しくなった9月中旬から10月上旬頃に行います。一度開花した株は再び花を咲かせる事はなく枯れてしまいます。株元に子株が発生したら、子株を丁寧に取って、一つずつ適度な大きさの鉢に水苔などで植え付けます。根が切れやすいようなので、慎重に行います。根が回ったら一回り大きな鉢に、根鉢を壊さないよう鉢増しして植え替えてゆきます。通常、来シーズンの開花は難しいようです。
肥料
濃い肥料を嫌います。秋の9月中頃から11月中旬頃まで洋蘭用の液体肥料を2000倍ぐらいにして与えます。開花時期と夏、冬の休眠期は肥料を与えません。
病気や害虫
病気に弱いようなので、ダコニール1000などの殺菌剤を定期的に散布して予防します。濃いと薬害が出やすいようなので、薄めにして散布します。
|