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ブーゲンビリア

学名:Bougainvillea
別名:ブーゲンビレア
科・属名:オシロイバナ科・ブーゲンビリア属
原産地:中南米
分類:つる性低木
寒さ:弱い(3度以上)
花期:初夏、秋(サンデリアナ系は秋)
花色:白、紫、ピンク、橙色、黄色など
花径:3cm〜6cm
花言葉:情熱、魅力、あなたしか見えない


ブーゲンビリア・ブライダルブーケ

ブーゲンビリア(紫)

ブーゲンビリアの花

大きなブーゲンビリア

ブーゲンビリア(白)

ブーゲンビリア(赤)
ブーゲンビリアの花は鮮烈でとても目立つ美しい色をしています。花といっても厳密には花びらではなく苞の色です。 苞の中に小さな花のようなものが突起していますが、これは花の萼になります。ブーゲンビリアに花びらはなく、同じオシロイバナ科のオシロイバナにも花びらはありません。中南米に14種類ほどがあり、つる性の低木で結構鋭い刺があるものが多いです。葉が緑葉なのですが、最近は斑入り種類も出回っています。中南米が原産ですが、沖縄や東南アジアにもよく植えられています。本来生息地では年中咲いている花なのですが、日本の夏は暑すぎる事と長日条件になる事もあって、夏は花が咲き難くなるようです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 室内(3度以上) 日向 室内(3度以上)
植え替え 植え替え
挿し木 挿し木
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 鉢土の表面が乾けば与える 控えめ

ブーゲンビリアの育て方

置き場所

日当たりを好みますので、年間を通じて日当たりのよい所に置きます。花が咲いている時に日照不足になると花が落ちる事があるので注意してください。最低温度が10度を下回る秋になれば室内のできるだけ日当たりのよい場所に置きます。冬の寒さにはあまり強くないので、室内に入れて最低温度3度以上の所で管理します。寒さは凍らないぐらいなら耐えるので、庭植は沖縄だけでなく、九州の暖地でも植えられている所があります。写真は大分市で、寒さと霜で葉と細い枝は枯れますが、春になると太い枝からまた芽が出て元のように戻ります。その他は観葉植物の置き場所をご参考にしてください。
4月から10月 戸外の日当たりのよい所。
11月から3月 室内の日当たりのよい所から出来るだけ明るい所。最低温度は3度以上で管理
場所 大分市 2006/4月下旬

ブーゲンビレアの庭植え(11月)

寒さと霜で枯れる(1月)

越冬後のブーゲンビレア
始めと中央の写真のブーゲンビレアは大分市の植物園で庭植えされているものです。霜除けはしていないので、冬は寒さと霜で枝が枯れてしまい、短く刈り込んでいますが、春になると根元からまた新芽が伸びて元のように戻ります。鉢植えはうちのブーゲンビレアで、戸外の霜の当たらない所で越冬させたので寒さで葉は全て落ちてますが、春になって芽を吹いている写真です。

水やり

生育期の春から秋は、鉢土の表面が乾けばたっぷりと与えます。生育期はよく水を吸い上げますので、水切れには注意してください。秋の最低温度が20度を下回ってくるとだんだん水を吸い上げなくなりますので、徐々に水やり回数を減らしていきます。真冬は鉢土の表面が乾いてから与えるようにします。真冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。その他は観葉植物の水やりを参考にしてください。

植え付け

春から夏頃に苗が売られているので、購入したら植え付けます。用土は花の培養土に赤玉土(小粒)を2割から3割ほど混ぜて水はけを良くしたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)7、腐葉土3などで植え付けます。

植え替え

2、3年に1度は植え替えをします。鉢の底から根が出て根詰まりすると花つきも悪くなるので注意してください。時期は4月頃から5月頃に行うのが理想的です。根鉢の周りを軽く壊して一回り大きな鉢に植え替えます。用土は植え付けの項目と同じです。その他は観葉植物の植え替えのページを参考にしてください。

暖地での庭植え

暖かい地域では庭植えが可能です。うちは九州の大分市の太平洋側で雪が滅多に積もらない地域に住んでいるので、庭植えに挑戦してみました。冬を越して5月中旬になっても新芽を吹かないので枯れかのかと思っていましたが、6月になると地面から茎が伸びてきて11月には無事開花しました。暖地の方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

庭植えに挑戦

5月上旬 5月上旬 6月上旬 12月中旬

元の株)

植え付け

蔓が見苦しく剪定

開花は少なかった
翌年の1月上旬 翌年の4月中旬 翌年の7月中旬 翌年の11月上旬

霜で葉が枯れたので、
剪定して防寒

藁を取った



茎が伸びてきた



開花


増やし方(挿し木)

挿し木で増やす事が出来ます。茎に葉を2枚ぐらい残して挿し木します。時期は5月から6月頃までに行うのが理想的です。ブーゲンビリアは少し根の発育が遅く、2ヶ月ぐらいして発根します。新芽が伸びたら鉢上げして定植します。その他は挿し木のページをご覧下さい。
ブーゲンビリアの挿し木

6月上旬、赤玉土に挿し木

9月上旬、新芽が少し伸びた

9月上旬、鉢から抜いてみた

剪定

新しく伸びた枝に花を咲かせる性質があります。長く伸び過ぎてしまった蔓は開花後に切りとって、新しい蔓の数を増やすようにします。

仕立て方

支柱にツルを這わせるスタンダード仕立てや、あんどん仕立てなど、つる性なので、自分の好みの仕立て方で楽しむ事が出来ます。

肥料

春の4月から5月頃、秋の9月頃に固形油粕などを置き肥したり、花用の液体肥料などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

冬の管理方法

冬は寒さで落葉します。水を与え過ぎないよう、できるだけ日当たりがよく、寒暖の少ない場所で越冬させます。その他は、観葉植物の冬の管理をご覧下さい。
関連リンク