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ニーム

学名:Azadirachta indica
別名:インドセンダン、ミラクルニーム
科・属名:センダン科・センダン属
原産地:インド
分類:常緑高木
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
日照:日当たりを好む
耐陰性:なし
通販:楽天市場にあり


ニームの写真

ニーム2
ニームを置いておくと害虫が木に寄り付かない効果があると言う事で、夏の蚊対策にも人気があります。ニームの樹液には防虫効果があって、葉をしばらく水に漬けて作った液を散布すると虫が寄り付かず、また枯葉を刻んで土に混ぜておくだけで、根切り虫などの害虫予防にも効果があります。ニームの種からは防虫効果があるニームオイルが取れ、水で薄めて使用できる事から販売されています。また、ニームオイルを絞った後の粕は土壌改良と防虫効果の両方があるニームケーキという名前で販売されていて、それを更に細かくしたニームパウダーというのも販売されています。ニームが生息している地域では、葉を人の薬としても利用されています。

ニームの育て方

置き場所

日当たりを好むので日当たりのよい場所で育てますが、真夏の日差しは強すぎるので午前中の日光に当てるぐらいにします。熱帯の植物で寒さに弱いので、秋の最低気温が15度を下回ったら戸外で育てているものは室内に入れ、冬は最低気温5度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
4月中旬から10月中旬 日当たりのよい所。
10月下旬から4月上旬 日当たりのよい室内の明るい所(最低温度は5度以上で管理)

水やり

生育期の春から秋は、鉢土の表面が白く乾いたらたっぷりと与えます。秋になって涼しくなると徐々に水を吸わなくなってくるので、徐々にに水やり回数を控え、冬は鉢土の表面が乾いてから2、3日してから水を与え、乾燥気味に管理します。冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので、与え過ぎないように注意してください。ニームは冬は暖房など空気が乾燥すると、葉が落ちやすいようなので、時々霧吹きで葉水を与えながら育てます。冬を越えて暖かくなってくると、徐々に水を吸いはじめて新芽が出てくるので、鉢土の表面が乾いたらたっぷりとに与えます。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

鉢の底から根が出て根詰まり気味か、2年以上植え替えていないものは植え替えます。時期は春の5月から6月頃が理想的です。用土は市販されている観葉植物専用の土、自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいでよいです。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページをご覧ください。ハイドロカルチャーで育てているものは、ハイドロカルチャーの植え替えを参考にしてください。

肥料

春から秋まで液体肥料や緩効性の化成肥料などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

切り戻し

枝が伸び過ぎたり、冬に葉が落ちて樹形が乱れてしまったら、将来の樹形をイメージして切り戻します。切った所の節付近から新芽が伸びてきます。切った先は挿し木に利用できます。時期は植え替え時期の5月から6月頃までに行ってしまうのがよいと思います。その他は切り戻しのページをご覧ください。

増やし方(挿し木)

挿し木をして増やす事ができます。2、3節分の挿し穂を用意して、一番下の葉を取って、その節が用土に埋まるように挿します。時期は5月から6月中旬頃に行うのが理想的です。その他、詳しくは挿し木のページをご覧ください。

冬を越えたニーム

冬を越えたニームは葉が落ちてしまう事があります。茎が生きていればまた葉を茂らせるので、根詰まりしているようなら植え替えシーズンに植え替えをして、必要なら切り戻しをして仕立て直します。
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