花と観葉植物(葉っぱの岬)

メダカのビオトープの作り方

睡蓮鉢やプランターなどの容器を使って容易に作る事が出来ます。水草を育ててみたい人には特にお勧めで、夏に発生するボウフラもメダガが食べてくれます。餌はそれだけでは足りないので与えないといけませんが、その他の管理は減った水を足すぐらいです。作れる時期は春から秋ならいつでも行えます。

材料

容器

メダカが泳ぎまわれて水草が植えられるスペースがあれば何でもよいです。例えばスイレン鉢、鉢底に水が抜けないようにできる栓付きのプランターなど、写真はうちにあった臼や火鉢を使ったものです。大きい方が沢山の飼えて多くの水草を植えられるので、市販されているプラ池やコンクリートを混ぜるトロ船などを使ってもよいです。

プラ池

プランター


火鉢

底床材

睡蓮鉢などの容器の底に敷く砂利や土などです。敷く目的は、排泄物をろ過する土壌バクテリアの住む所を作ってあげます。魚の排泄物には毒素があるので、限られたスペースの容器では水質が悪化してしまいます。これを土壌バクテリアに分解して綺麗にしてもらいます。底床に敷く底床材は、園芸用土の赤玉土(小粒)や水槽用として売られている麦飯石などを使用すればよいです。赤玉土は水の勢いで土が舞い上がり濁りやすいのが欠点なのですが、経済的なのでうちはこれを使っています。入れる量は水10リットルにつき大体1.5Kgぐらいです。

麦飯石

水草

メダカは水の中でエラ呼吸をしているので、水中に酸素がなければ死んでしまいます。水草は光合成をして、水中の酸素を増やしてくれます。売られている水草は冬に枯れてしまう種類も少なくないので、寒さに強いオオカナダモなどを多めに入れておくとよいです。浮草は夏に増えすぎると水中の水草に光が届かず枯れる事があるので、日が当たるように減らすといです。水草を鉢植えに植えて沈める場合は、高さの調節に底にレンガなどを敷くとよいです。花の咲く睡蓮などもあるので、いろいろな水草を育ててみると楽しいです。

カルキ抜き

水道水のカルキはメダカにとっては有毒なので、市販されているカルキ抜きを使用します。お店に行くと固形のハイポというのと液体タイプが売られていす。どちらを使ってもよいのですが、固形タイプは割安なのですが、解けるまでに時間がかかり、液体のタイプは即効性なのですぐに出来上がります。お金をかけずに水道水をバケツなどにに汲みおきしておくと、3日ぐらいで自然に抜け、エアーレーションを使うと一日で抜けます。

カルキ抜き

エアーレーション

メダカの数

群れで泳ぐ習性があるので5匹以上入れてあげるとよいです。大体10リットルにつき10匹ぐらいが目安になります。

コケを取る巻貝

必ず必要ではないですが、石巻貝やヒメタニシという貝を入れておくと、容器に着いた苔を食べてくれます。石巻貝は河口でしか繁殖できないので増えませんが、ヒメタニシは夏ごろに子供を産んで増えます。数は10リットルにつき2匹ぐらいを目安に入れるとよいと思います。

苔を食べる石巻貝

材料の購入

もし、お求めなら楽天市場のチャーム で大体揃うと思います。クリックすると関連のページへジャンプします。(※九州、沖縄、北海道では、「生体・水草」と「他の商品」を空輸の規則で一緒に送れず、別々に注文しなければいけないので注意してください。)

作り方

手順

  1. 睡蓮鉢などの容器や底床に使う赤玉土など、薬品が付着しているかもしれないので洗っておきます。赤玉土はいくら洗っても濁りは取れないので、適度に洗っておきます。
  2. 底に赤玉土などの底床材を敷きます。
  3. 水を入れてカルキ抜きを入れます。赤玉土は濁りますが、翌日には濁りが沈澱します。
  4. 水草は濁りが沈澱してから入れた方がよいです。濁りがある状態で入れると、葉に土が付着してしまいます。
  5. 翌日には濁りが沈澱するのでメダカを入れます。

容器(詮付きのプランター)

赤玉土(適度に洗う)

水と水草を入れた(濁りあり)

メダカの入れ方

水質と水温が急に代わるのをとても嫌うので、以下の手順をすると安心です。
  1. メダカの入ったビニール袋を、新しく作ったビオトープに袋のまま30分ぐらい漬けて、水温の差をなくしておきます。
  2. 袋に入った水とメダカを容器などに移します。
  3. 容器の水を3分の1ぐらい捨て、翌日作った水をゆっくり減った分足します。それを3回ぐらい繰り返して急な水質の変化にならないようにします。

水が澄んだのでメダカを入れた

泳ぐメダカ

約一月後

初期の水換え

ビオトープを作ったばかりの時は、底床材(麦飯石など)に土壌バクテリアがいないので、フンが分解されずに水が汚れやすいです。新しく作ってから2週間ぐらいは、3日に1回ぐらい水の3分の1ほど水換えしてあげるとよいです。魚は水質の大きな変化を嫌うので、あまり多くの水を換えない方がよいです。その後は、水が蒸発して減っていれば、カルキを抜いた水を足してあげればよいです。

▲ページトップに戻る