花と観葉植物(葉っぱの岬)

メダカの稚魚の飼育

メダカの産卵

水温の高い春から秋にかけてよく卵を産みます。メダカは卵をお腹にぶら下げるように生み、それにオスが受精し、水草に受精卵を産みつけます。せっかく産んだ卵も、小さなビオトープではメダカの餌になってしまい、たまたま孵化したとしても、親メダカに食べられてしまう事が多いです。孵化させて大きく育てたい場合は、水草についた卵を取り、別の容器に移し孵化させ、それを大きく育てます。メダカの稚魚の飼育はとても容易で、慣れれば難しくありません。

卵取り

浮草の根やアオミドロなどの水草によく卵を産みます。メダカのお腹に卵が引っ付いてから1、2日もすると、お腹の卵が無くなり、浮草の根やアオミドロなどに卵を産みつけています。浮草やアオミドロを手にとって卵を見つけて取りますが、卵はゴマのように硬いので、怖がらずに手で摘まみ取ればよいです。

稚魚を飼育する容器

稚魚を飼育する容器は、金魚鉢やプラスチック製の容器などでかまいません。容器の底に砂利や赤玉土などを敷いて、メダカの排泄物をろ過する土壌バクテリアの住む所を作ってあげます。カルキ抜きした水を入れて、酸欠しないように水草を入れてあげます。これでメダカの稚魚の住む所ができるので、底に入れた砂利や赤玉土などで水が濁っていなければ卵を入れます。卵は底に落ちてもかまいません。

やっちゃダメ

エアーレーションやフィルター(濾過器)を使用してはいけません。メダカの稚魚は流れのない所でないと育ちません。

卵の孵化

メダカは産卵してから10日ぐらいして孵化します。孵化が近づくと卵が透けて、黒い目が見えます。もし取った卵に透けて目が見える場合は、近いうち孵化するという事になります。メダカの卵が孵化すると、稚魚はすぐに泳ぎます。大きさは3mmぐらいと小さいので、よく見ないと分からないぐらい小さいです。

稚魚の餌

産まれたばかりの稚魚は、お腹に栄養の詰まった袋を持っているので、2、3日は餌を食べずに生きられます。稚魚は大きな餌は食べられないので、市販されている稚魚の餌を使うのが手軽でよいと思います。市販されている稚魚の餌は沢山ありますが、産まれてから3週間ぐらいはパウダー状の餌「コメット 赤ちゃんのエサ」などを与え、少し大きくなったらやや粒の大きい「テトラフィン ベビー」などを与えるとよいと思います。早く大きくしたい場合は、1週間ぐらいして少し大きくなったら、やや高価な「アルテミア100」を与えると、よく食べるので育ちがもっと早くなります。メダカの稚魚はとても小さく、購入した餌が大きい場合はパウダー状にすり潰してあげるとよいです。

生後間もない稚魚の餌やり

成魚の餌やりは2、3分以内に食べられる量と言われていますが、産まれたばかりの小さな稚魚に、2、3分で食べられる少ない量の餌を与えるのは困難です。餌には小さなスプーンがついているので、それにこびり付けた餌を指でトントンと叩き落として与えています。少量の餌を与えるのは困難なので、どうしても数時間ぐらい餌が残ってしまいます。餌が残るので、餌の回数は朝、昼、夕方の3回与えればよいです。昼は出かけていない場合は、朝にほんの気持ち多めに与えて出かければよいです。餌があまり多いと水が汚れるので、与えすぎないように注意してください。

少し大きくなった稚魚の餌やり

2、3週間ほどして稚魚が少し大きくなったら、「コメット 赤ちゃんのエサ」や「アルテミア100」よりも粒が少し大きい、「テトラフィン ベビー」や親メダカの餌を細かくしたものを与えるとよいと思います。稚魚にはよく育つ稚魚となかなか大きくならない稚魚がいるので、小さな稚魚がいれば粒の小さな餌も一緒に与えます。餌の量は2、3分以内で食べられる量を与えます。回数は朝、昼、夕の3回、昼は出かけていない場合は2回でかまいません。

水換え

メダカの小さい稚魚に餌を与えると、すぐには食べきれずに残り餌が発生して水が汚れやすいです。毎日、コップなどで夜に残り餌をすくい取るようにして、少量(コップ1、2杯)の水換えをしてあげます。他は、1週間に1回、水の3分の1ほど水換えしてあげればよいです。水質の大きな変化を嫌うので、あまり多くの水換えは避けた方がよいです。

小さなビオトープではメダカは増えない?

小さなビオトープで卵が孵化したとしても、多くは親メダカに食べられてしまいます。しかし、何回か小さなビオトープで大きく育っているのを見た事があります。きっと水草の影や鉢の下などの狭い所で、コケなどを食べながら身を隠しているのだと思います。臼の中で見かけるので、睡蓮鉢でも隠れ場さえあれば、生き延びられる稚魚がいると思います。

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