学名:Aeschynanthus
科・属名:イワタバコ科・エスキンサス属
原産地:マレー半島、熱帯アジア
分類:半蔓性小低木
寒さ:弱い(10度以上)
暑さ:強い
草丈:30cm〜60cm
花序:2cm〜8cm
花色:赤、橙色など
場所:半日蔭、冬は室内へ
増やし方:挿し木、株分け
用途:鉢植え、吊り鉢
花言葉:恥じらい
通販店:楽天市場にあり
エスキナンサス・スペキオスス
10月下旬、植物園
エスキナンサス・スペキオススの全体
11月上旬、植物園
エスキナンサス・ミクランサス
1月上旬、植物園(温室)
エスキナンサス・ミクランサスの全体
1月上旬、植物園(温室)
エスキナンサスは熱帯アジアに100種類余りがあります。多くは着生植物で半つる性が多く、上に向いた花が咲きます。鑑賞は花だけではなく、葉が肉厚で光沢があり観葉植物としても楽しめます。花は植物園の温室内では冬でも開花しているのを見かけますが、通常は5月から9月頃に開花します。
エスキナンサスの育て方
場所
強い日差しを嫌います。日差しの弱い時期は日当たりのよい所、夏は強い日差しを避けた明るい所に置きます。花を咲かせるには、ある程度は日光に当てるようにします。冬の寒さには弱いので、秋の最低温度が15度を下回ったら室内へ入れます。耐寒温度は5度ぐらいありますが、来シーズンもよい花を咲かせるには、10度以上のできるだけ暖かい所で、葉をできるだけ傷めないよう越冬させます。
水やり
木や岩に着生して育っている着生植物なので、用土の過湿を嫌います。水やりは鉢土の表面が乾けば与えるようにします。空中湿度を好むので、霧吹きで葉水を与えながら育てるとよいです。冬は控えめに、表面が乾いてから、さらに2、3日してからの水やりにします。葉が肉厚で乾燥には強い方です。
肥料
生育期の春から秋まで、緩効性の化成肥料を置き肥したり、定期的に液体肥料を与えます。
植え替え
時期は春の5月中旬から6月頃に行います。根鉢の周りを軽く壊し一回り大きな鉢に植え替えたり、必要なら株分けをして、同じ大きさの鉢に植え替えるとよいです。用土は水はけのよい用土、例えば赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2などです。半蔓性で茎が横に広がって下がるので、吊り鉢にも向いています。
増やし方
挿し木
挿し木で増やす事ができます。時期は5月中旬から7月頃に行えます。2、3節分のさし穂を用意して、一番下の葉を取り、葉の取った節が用土に埋まるように挿します。伸びてきたら先を摘心して、枝の数を増やすようにするとよいです。
株分け
株分けでも増やす事ができます。時期は植え替えと一緒に行います。
切り戻し
枝の途中の葉が落ちて見苦しくなったら、元の方で切り戻すとよいです。時期は新芽が伸びる5月頃に行うのがよいと思います。切った先は挿し木に利用できます。
摘心
枝の先を摘心すると、枝数を増やす事ができます。枝の先端に花が咲くので、花芽のある枝は避けるようにします。