花と観葉植物(葉っぱの岬)

芝生の種まき

種まきの時期

種まきは夏と冬を除いた、春は3月から4月頃、秋の9月中旬から10月中頃に行えます。寒地では春はもう少し暖かくなった4月頃から、秋は9月一杯までに行います。

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
春の種まき 種まき
追いまき 追いまき
芝刈り 月に1回 月に2、3回 月に1回
肥料 元肥 肥料
水やり 毎日 1、2日に1回 3、4日に1回 控えめ
秋の種まき 種まき
追いまき 追いまき
芝刈り 月に1回
肥料 元肥
水やり 毎日 3、4日ごと

種まきの方法

芝生は日当たりがよく水はけのよい所を好みます。水はけが悪い場所では川砂や山砂などを混ぜで床土の水はけをよくしてから種を蒔きます。水はけの悪い所では生育がとても悪くなるので注意が必要です。

  1. 種まきをする所をスコップなどで耕しながら石などを取り除き、石灰と元肥として堆肥など混ぜ込み、水はけが悪い場所では砂などを混ぜて耕します。よく耕したらレーキなどで地面を平坦にして、トンボや足の裏を使って踏み固めて熊手などで平らにならします。

    種まき

    発芽
  2. 種を手でつまみとって、少しずつ均等になるようにばら撒きます。1回ではうまく均等に種が蒔けないので2回ぐらい分けて行うとよいと思います。種は全部蒔かずに、後で芽が出た時にムラのある所だけ蒔けるように残しておきます。
  3. 種が隠れるよう、用土をふるいなどを利用して種が隠れるよう5mmぐらい軽く覆土します。覆土する用土は芝用の目土が売られているので、それを利用するとよいと思います。覆土したらかるく足で踏み固めます。
  4. 水やりをして終了です。その後は発芽するまで乾かさないよう水やりします。

    目土

    西洋芝の種

その他の種まき

日本芝の上に蒔く方法

西洋芝と日本芝が混じって生えると、冬は寒さに強い西洋芝が青々と、夏は暑さに強い日本芝が青々とするメリットがあります。方法は日本芝を1cmぐらい芝刈りして、熊手で地面が見えるまで芝の間の枯葉などをよくかき出します。種が均等になるよう、2回ぐらいに分けて種まきします。種まきしたら目土などを利用して、種が隠れるよう5mmぐらい覆土して水やりします。

タネシートの利用

シートに種が埋め込まれたタネシートを利用する方法があります。シートに種が混ぜ込まれていて、シートを広げるだけで種まきが行えるので楽に行えます。方法はシートを張る所に石灰と元肥を混ぜ、水はけが悪い場合は砂などを混ぜて耕します。トンボや足で平らになるように固め、レーキなどで地面を平らにしてからタネシートを敷きます。あとは目土などでシートが隠れるよう5mmぐらい覆土して水やりをします。

ベンネットの利用

斜面になった所に芝生の種をまくと、雨や水やりの時に種が流れてしまいます。種を蒔いた上にベンネットというシートを敷くと種が流れるのを防げます。シートは保水性が高く乾燥を防ぐ効果もあり、2、3ヶ月するとバクテリアによって自然に分解されます。特に斜面での使用だけではなく、強風や強い雨で種が分散するのを防げるので、平地でも綺麗な種まきができます。

芝生の苗を張る

芝張りするのは日本芝が一般的ですが、西洋芝の苗も売られているので、これを利用してもよいです。

芝生の種や苗の購入

もしお探しなら、バロネスダイレクト というお店に沢山あります。

種まき後の管理

水やり

種まき後は乾かさないよう、芽が出て根が張るまでは毎日水やりを行います。

追い蒔き

2週間ぐらいして芝が伸びてきて、種まきにムラがあれば種まきして埋めます。

芝刈り

種まき後は急に短く刈り込まないよう、はじめは草丈が8cmぐらい伸びたら3分の1ぐらい軽く刈り込み、次も8cmぐらいの草丈が伸びたら今度は2分の1ぐらい刈り込み、今度は草丈が5cmぐらいになったら3cmぐらい刈り込みと、急に短く刈り込まないよう、徐々に普通の高さ(2cmぐらい)になるように刈り込みます。

肥料

種まき後、1回目に芝刈りを行った1ヶ月ぐらい経った頃に、芝生用の肥料や窒素分8%ぐらいの化成肥料を1uに30gぐらい与えます。芝に化成肥料がのると葉が焼ける事があるので、水やりしてのった肥料を落とします。その後は、秋に種まきした場合は来春まで与える必要はありません。春に種まきした場合は、もう1ヶ月ぐらいしたら同じように与えます。

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