学名:Begonia tuberhybrida group
科・属名:シュウカイドウ科・シュウカイドウ属
原産地:アンデス
分類:球根植物
寒さ:弱い(休眠)
暑さ:弱い
草丈:20cm〜60cm
花径:3cm〜15cm
花色:赤、桃色、黄色、白、橙色など
場所:半日陰(夏は明るく涼しい所)
水やり:過湿を嫌う
肥料:控えめ
増やし方:挿し木
用土:水はけがよく軽い土
用途:鉢植え、ハンギングタイプ(吊り鉢、ハンギングバスケット)
花言葉:愛の告白、片思い、親切(ベゴニア)
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作業カレンダー(暖地基準) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||
開花時期 | 開花 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
場所 | 凍らない室内 | 室内の窓辺 | 強い日差しを避けた涼しい所 | 室内の窓辺 | 凍らない室内 | |||||||||||||||||||||||||||||||
植え付け | 植え付け | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
植え替え | 植え替え | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
挿し木 | 挿し木 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
肥料 | 肥料 | 肥料 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
鉢の水やり | 断水 | 表面が乾いてから与える(過湿を嫌う) | 断水 |
二つのタイプ
スタンドタイプ
茎が上に伸びて育つタイプです。ハンギングタイプ
茎が下に垂れるタイプで、釣り鉢やハンギングバスケットに向いています。育つ環境とサイクル
南米のアンデス山脈の標高が高い所に自生している原種が元になっています。冬の寒さ、夏の暑さ、土の過湿を嫌い、日本では育て難い球根植物です。春に球根が鉢に植えられ、花は7月から11月上旬頃に咲かせ、冬は葉を枯らせて休眠します。22度ぐらいの涼しく弱い直射日光が当たる所でよく花を咲かせ、日本の夏は暑過ぎて花が咲き難くなります。また高温で過湿になると根腐れする事があるので、夏の水やりも難さの一つになっています。日が長くなると花を咲かせる長日植物で、冬でも加温した温室内で電灯を当て日照時間を長くすると花が咲く習性があります。春の開花株
春の管理
春に花が咲いた鉢植えが売られている事があります。室内のレースカーテン越しの日光が当たる窓辺に置くとよいです。水やりは過湿を嫌うので与えすぎないよう、鉢土の表面が乾いたら与えます。肥料は濃いのを嫌うので、薄めにした液体肥料を1ヵ月に2回ぐらい与えます。咲き終わった花がらは病気の原因になるので取り除きます。夏になったら
暑さを嫌うので、夏は冷房の効いた部屋や戸外の涼しい所に置くとよいです。夏の強い日差しに当たると葉が焼けるので、直射日光を避けた明るい所や50%遮光した所に置きます。夏に花をよく咲かせるには25度以下とかなり涼しい条件が必要なので、夏は花が咲かなる事が多いです。暑さで生育が衰えたら肥料は止めます。秋になったら
うまく夏を超えると再び花が咲くようになります。管理方法は春と同じになります。初冬に葉が枯れたら
寒くなると葉が黄色くなって休眠するので水やりを止めます。鉢のまま土を完全に乾かして、室内の凍らない所で休眠させます。春の植え替え
3月上旬頃になったら植え替えます。用土は水はけがよく軽いのを好むので、市販されている良質な花の培養土に鹿沼土(細粒)やバーライトを2割ぐらい混ぜて水はけをよくするとよいです。暖かい所でないと新芽が出て来ないので、室内の日当たりが良く暖かい所に置きます。支柱立て
スタンドタイプは茎が伸びてきたら支柱を立てて支えます。雌花の花摘み(大輪種)
異なった花の形をした雄花と雌花が咲きます。大輪種は花房の中央にある大きな雄花を残して、左右にある雌花を蕾の時に摘み取って雄花を大きく咲かせるとよいです。多花性の中輪やハンギングタイプは行わなくてもよいです。
雄花と雌花 |