別名:ルリジサ、ルリヂシャ、ルリヂサ
学名:Borago officinalis
科・属名:ムラサキ科・ルリジサ属
原産地:地中海沿岸
分類:一年草
寒さ:強い
暑さ:暑さで枯れる(暖地)
草丈:30cm〜80cm
花径:約 2cm
花色:青、白
場所:日向
種まき:秋
発芽温度(20℃前後)
ポットまき、直まき(移植を嫌う)
用土:普通
用途:鉢植え、花壇、ハーブ(料理、薬、入浴剤)
花言葉:心変わり
通販店:楽天市場にあり
ボリジはハーブとしてよく育てられる一年草の草花です。ボリジの仲間は地中海沿岸に5種類ぐらいが分布して、この中でオフィシナリス(B.officinalis)がハーブ植物として出回っています。葉や茎は毛で覆われ、下向きに咲く星形の小さい花が5月から7月頃に咲き、花の咲き始めはピンク色ですが古くなると青色に変わります。花色は青色が一般的ですが白花を咲かせるアルバ(B.officinalis 'alba')という種類もあります。特にハーブとして人気があり花と葉が利用されています。花の中心には甘みがあり砂糖漬けにしてケーキの飾りにしたり、白ワインに浮かべると花弁が青色からピンク色に変わり楽しまれます。葉はキュウリのような味で生をサラダや付け合わせ、茹でてお浸しなどにされています。乾燥させた葉茎はハーブティに利用されリラックス効果があると言われています。また種から取れるオイルが販売されていて、これは月見草と同じγリノレン酸(ガンマリノレン酸)というのを多く含み同じように利用されています。育てるのはポット苗を購入して植えたり、種蒔きされています。
ボリジの育て方
育てるポイント
暖地では秋に種を蒔くと4月頃から葉が収穫できるようなります。3月頃に種を蒔く事が出来ますが、収穫時期が遅くなり秋まき程大きく育たないです。暑さに弱いので暖地では夏に枯れる一年草ですが、寒い地域では春に種が蒔かれ、夏を越して秋にも花を咲かせます。種蒔きの方法は根が少なく移植を好まないので、ポット蒔きや直蒔きするのに適しています。もし種蒔きが面倒なら、園芸店でポット苗を購入して植えればよいです。日当りの良い所を好み、肥料と水やりは標準的です。
苗の植え付け
種蒔きでポット苗を作ったり、ハーブ植物を扱っているお店で苗が売られている事があります。日当りの良い所に苦土石灰、完熟牛糞などの堆肥と化成肥料を混ぜて、30cmから50cmぐらいの間隔をあけて植えます。鉢植えは大きくなるので10号鉢に一株が目安になります。
種蒔き
根が少なく移植を嫌うので、方法は直まきやポット蒔きするとよいです。庭では日当りの良い所に、種蒔き2週間ぐらい前に苦土石灰、完熟堆肥、化成肥料を混ぜて耕しておきます。30cmから50cmぐらいの間隔になるよう、3、4粒ずつ点蒔きするとよいです。芽が出たら元気なのを一つ残して間引きします。ポット蒔きは3、4粒ずつ蒔いて、明るい所に置いて乾かさないように水やりします。芽が出たら元気なのを一つ残して間引きし、ある程度大きくなったら日に当てて肥料を与えます。
管理の仕方
日当りの良い所で育ち、水やりや肥料は標準的です。病気のうどん粉病が発生する事があるので、見つけたら広がらないように感染した葉を取って処分します。強風で倒れる事があるので、支柱で支えておくと安心です。
庭植え
植え付けてからしばらく乾かし過ぎないように水やりします。その後はあまり雨が降らないようなら与えます。元肥を与えて植え付ければ、その後は春に生育が悪いようなら追肥するぐらいでよいです。
鉢植え
日当たりがよい所でよく花が咲きます。水やりは鉢土の表面が白く乾いたら与え、肥料は冬と夏を除いて緩効性の化成肥料を置き肥したり、液体肥料を定期的に与えるとよいです。
収穫の方法
花と若葉が利用できます。葉を手でもぎ取ると茎を折ってしまう事があるので、ハサミやカッターを使って収穫した方が良いです。花はピンク色から青色に変わったすぐがよいタイミングになります。