別名:レインリリー
学名:Habranthus
科・属名:ヒガンバナ科・ハブランサス属
原産地:中南米
分類:常緑球根植物
寒さ:やや弱い
暑さ:強い
草丈:20cm〜30cm
花径:約 8cm
花色:ピンク
増やし方:分球
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え
ハブランサス
9月中旬、自宅の庭
ハブランサスの葉
9月中旬、自宅の庭
ハブランサス(左)、タマスダレ(右)
9月中旬、自宅の庭
雨上がりに花が咲くことからレインリリーとも呼ばれています。細い葉を株元から伸ばし、株元からも花茎を伸ばし薄ピンク色の花を咲かせます。よく似た花に同じヒガンバナ科でタマスダレの仲間のサフランモドキという花があり、とてもよく似た花を咲かます。
ハブランサスの育て方
植え付け
日当たりを好むので日当たりと水はけのよい所に植えつけます。庭植えの株間は5cmから6cmぐらい、覆土は3cm〜5cmぐらいの深さに腐葉土と堆肥などを混ぜ込んで植えつけます。鉢植えでは5号鉢に5球を目安に、4cmから5cmぐらいの間隔で球根が隠れるぐらいの深さに植えつけます。鉢植えの用土は赤玉土(小粒)6、腐葉土4など、普通の水はけのよい用土でかまいません。時期は3月から4月頃に行います。
場所
日当たりを好むので日当たりのよい所で育てます。南米原産の植物で寒さに強くありませんが、暖地では戸外で越冬させる事ができます。鉢植えでは日当たりがよく霜の当たらない軒下などに、庭では霜が多い所では霜よけしておくと安心です。寒地では鉢植えで凍らせないように室内などで越冬させます。
植え替え
とても育てやすい植物で、毎年、球根を堀上げる必要も植え替える必要もありません。鉢植えでは2、3年に1回、庭では4、5年ぐらいして球根が増え過ぎて花の咲きが悪くなったら、3月から4月頃に葉を付けたまま分球して植え替えます。
水やり
鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。庭植えでは植え付け後しばらく乾かしすぎないようにしますが、その後は夏に雨が降らず乾き過ぎるようなら与えます。
肥料
肥料は多く必要ありません。庭植えでは植え付け時に元肥を混ぜて植え付けるか、骨粉入りの固形油粕などを蒔いておけばよいです。鉢植えでは緩効性の化成肥料などを春と秋に与えます。
増やし方
分球
分球して増やす事ができます。葉のついたまま分球して植えつけます。時期は春の3月から4月頃に行えます。