別名:カクトラノオ(角虎の尾)、フィソステギア
学名:Physostegia virginiana
科・属名:シソ科・ハナトラノオ属
原産地:北アメリカ
分類:耐寒性宿根多年草
寒さ:強い
暑さ:強い
草丈:40cm〜100cm
花径:約 2cm
花色:淡い桃色
増やし方:挿し木、株分け
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え、切り花
花言葉:達成
ハナトラノオ
9月中旬、自宅の庭
ハナトラノオの花序
9月下旬、自宅の庭
ハナトラノオの花のアップ
9月下旬、自宅の庭
ハナトラノオの全体
9月上旬、自宅の庭
ハナトラノオは8月から9月頃に花を咲かせる多年草植物です。花序の長さは10cmぐらいで、薄いピンク色をした2cmぐらいの小さな花が下から咲きなかなか美しいです。茎が四角で花穂が尻尾のようなのでカクトラノオという別名もあります。強健で一度植えておくと毎年のように花を咲かせます。
ハナトラノオの育て方
苗の植え付け
苗が売られている事があるので入手したら植えつけます。
花壇
日当たりのよい所に、水はけが悪いようなら腐葉土を、控えめに牛糞などを混ぜて、20cmぐらいの間隔で植えつけます。
鉢植え
用土は普通でかまいません。花の培養土や自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4などを利用して植えつけます。
春から秋の管理
空き地で繁殖するほど強健で、病気にも強く育てやすいです。
花壇
元肥を混ぜて植えつけていない場合は3月頃に骨粉入りの固形油粕などを蒔いておけばよいです。水やり植えつけ後しばらく乾かし過ぎないように注意しますが、その後は雨が降らず乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。
鉢植え
日当たりのよい所置きます。元肥を混ぜて植え付けていなければ、春の3月から5月頃に緩効性の化成肥料を置き肥するぐらいでよいです。水やりは鉢土の表面が乾けば与えます。夏の日差しの下ではよく乾くので、毎日の水やりになります。
植え替え
時期は春の3月頃、鉢植えでは毎年、一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けして同じぐらいの大きさの鉢に植え替えます。用土は植え付けの項目と同じです。庭では3、4年ぐらい植えっぱなしでよい花を咲かせるので、増えすぎたら株分けして植え直せばよいです。
冬の管理
秋が深まると葉が枯れるので、地上部の葉を刈り取ります。株元から新芽が伸びて、来シーズンも花を咲かせます。鉢植えでは用土が乾き過ぎない程度に水やりすればよいです。庭では特に何もしなくても大丈夫です。
増やし方(株分け)
株分けして容易に増やす事ができます。あまり細かに分けずに、3芽ぐらいを一株として株分けするとよいです。時期は植え替えと一緒に行います。