花と観葉植物(葉っぱの岬)

ハス(蓮)


学名:Nelumbo nucifera
科・属名:ハス科・ハス属
原産地:アジア、アメリカ
分類:抽水植物(水草)
寒さ:強い
開花時期:7月〜8月
草丈:20cm〜150cm
花径:10cm〜25cm
花色:ピンク、白など
種まき:4月〜9月
ヤスリで種の表皮を削って水の中で発芽させる
植え付け:3月〜5月
増やし方:根分け(植え替え時期)
場所:日当たりを好む
用途:ビオトープ、睡蓮鉢など
花言葉:沈着、休養、神聖

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大賀ハス
8月下旬、臼杵石仏

ハス
8月下旬、臼杵石仏

ハスの花と葉
8月下旬、臼杵石仏

ハスのある池
8月下旬、臼杵石仏

食べられるレンコンの花としても知られています。花は仏教に関わりが深く仏像の台座の蓮華座にもなっています。写真は臼杵石仏という仏教に関わりのある池に咲いていた大賀ハスです。大賀ハスは昭和26年に約2000年前の種が発掘され、その種が発芽した品種です。発芽に成功した「大賀一郎」博士から名前が付けられています。ハスの種類を大きく分けるとアジア原産の種類とアメリカ原産のキバナハスがあって、食用のレンコンや観賞用のハスなど100種類以上の品種があるそうです。ハスは大型の大賀ハスなどや小型の茶碗バスなどがあって、育てるのは小型の茶碗バスの方が小さい容器で育てる事ができるので育てやすいと思います。

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茶碗バスの育て方

場所

とても日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。日光不足では花が咲き難いので注意してください。冬は地下茎が凍るぐらい厚く張るのはよくありませんが、表面が凍るぐらいなら大丈夫です。

水やり

容器の中の水を枯れないように水を足します。

植え付け

睡蓮は水の貯めた容器に鉢を入れて育てればよい花が咲くのですが、蓮は容器の中に土を入れて植え付けなければよい花が咲きません。植え付けの時期は3月から5月頃に、容器は直径30cm以上、用土から水面までが5cm〜10cmぐらいの高さになるような睡蓮鉢などを用意します。用土は市販されている水生植物用の土、他に荒木田土、赤玉土(小粒)を使用してもかまいません。蓮は肥料を好むので、水生植物用の土に肥料が含まれていれば必要ありませんが、入ってない用土を利用する場合はマグァンプK(中粒)などの緩効性の肥料を混ぜ、レンコンから出た芽が鉢の中央にくるように埋めます。あとは水をいっぱい入れて日当たりのよい所で育てます。夏にボウフラが発生するので、メダカを入れておくと食べてくれるのでよいです。メダカのために2週間に1回ぐらい、くみ置きしておいた水やカルキ抜きを入れた水で、3分の1程の水を入れ替えてあげるとよいです。それと、酸欠しないよう、少し水草も入れておくとよいです。

植え替え

毎年、植え替えます。時期は春の3月から4月頃に行います。レンコンを水洗いして、レンコンが増えているようなら根分けも行います。

肥料

水生植物用の土に肥料が入っていたり、植え替えの時にマグァンプK(中粒)などの元肥を入れていれば追肥の必要はありませんが、入っていない場合は緩効性の化成肥料を用土に埋めます。

増やし方

根分け

地下茎にレンコンが増えるので、地下茎から出たレンコンを切り分けて増やす事ができます。

種まき

種まきで増やす事ができます。時期は4月から9月まで、25度以上の発芽温度が必要になります。2000年前に発掘された種から発芽するぐらい表皮が堅いので、種の表皮の下の白い部分が見えるまでヤスリで削ります。削る位置はちょんと尖った反対側の丸みのある方になります。水を入れたコップの中などで発芽させますが、水がよく濁るので濁ったら交換します。葉が出たら用土を入れた5号前後の鉢に種の皮ごと植えます。睡蓮鉢などに鉢上から5cm〜10cmぐらい沈めて日当たりのよい所で育てます。その後は来年に植え付けて開花させます。

ヤスリで削った種
5月上旬

コップに沈めた
5月中旬

芽が伸びた
5月下旬(用土は水生植物用の土+赤玉土(小粒))

仮植え前

仮植えした(後に水没させた)

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