花と観葉植物(葉っぱの岬)

ヒマラヤユキノシタ

別名:ベルゲニア
学名:Bergenia
科・属名:ユキノシタ科・ベルゲニア属
原産地:アジア中東北部
分類:多年草
寒さ:強い
暑さ:強い
草丈:30cm〜40cm(花茎)
花径:2cm〜3cm
花色:ピンク、赤、紫、白
増やし方:株分け、根伏せ、茎伏せ、種蒔き(春、秋)
場所:日向〜半日蔭(夏は半日蔭)
用途:花壇、鉢植え、グランドカバー
花言葉:順応する
通販店:楽天市場にあり

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ヒマラヤユキノシタ

ヒマラヤユキノシタ

ヒマラヤユキノシタの全体

全体

ヒマラヤユキノシタのグランドカバー

グランドカバー

ヒマラヤユキノシタは早春に花を咲かせる多年草植物です。長い花茎に2〜3cmぐらいの小さな花が沢山集まって咲き、花茎を除いた草丈は低く、葉は像の耳のような丸い形をしています。アジア中東北部に8種類ぐらいあると言われ、日本で一般的なのは2種類あり、一つはアフガニスタン東部からヒマラヤ西部が原産のストラッケイ(B.stracheyi)、和名ではヒマラヤユキノシタと呼ばれベルギニア属の名称にもなっています。もう一つは大型でシベリアが原産のコルディフォリア(B.cordifolia)、和名ではシベリアユキノシタと呼ばれています。これらはともにピンク色の花ですが、種類によって他の花色をしたのもあります。園芸品種もあって赤花のブレッシンガムルビー(B. 'Bressingham Ruby')、白花のブレッシンガムホワイト(B. 'Bressingham White')、紫花のエロイカ(B. 'Eroica')などもあります。庭の下草としてよく植えられ、葉が地面を覆うので、グランドカバーにも向いています。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向〜半日蔭 半日蔭 日向〜半日蔭
植え付け 植え付け 植え付け
植え替え・株分け 花後 植え替え・株分け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土に表面が乾けば与える

ヒマラヤユキノシタの育て方

育てるポイント

明るい日陰から強い日差しを避けた日向で育ちます。耐陰性があるので木の下の下草としても植えられます。暑さ寒さに強く、葉が厚く乾燥には強く丈夫です。土は弱酸性土壌を好むので、日本の庭で丁度良い酸度になります。生育は遅く4年ぐらい植えたままでも増え過ぎず、病気や害虫も少ないで手間もかかりません。

苗の植え付け

春や秋に苗が売られている事があります。葉が地面を覆うので、庭ではグランドカバーとして利用する事もできます。庭植えでは完熟牛糞などの堆肥、水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜて植えるとよいです。間隔は30cmぐらい、小さい苗なら2、3株まとめて植えてもよいです。鉢植えにする場合の用土は腐葉土7、赤玉土(小粒)3など水はけのを利用します。

庭植えの管理

植え付け後から根付くまでは、土をあまり乾かし過ぎないように水やりします。根付けば自然の雨だけで育ちます。肥料は多く必要ないので、秋の10月頃にばら蒔いておくとよいです。
ヒマラヤユキノシタ

増え過ぎた時の植えなおし

生育が遅いので4年ぐらい増え過ぎる事はないです。それ以上経って増え過ぎたり生育が悪くなったら、掘り起こしてから株分けをし、苗の植え付けの項目と同じようにして植えなおすとよいです。時期は花後の5月頃、秋の10月から紅葉前の11月頃まで行えます。

鉢植えの管理

強い日差しを嫌うので、夏は明るい日陰に置きます。それ以外の時期は日向から半日蔭に置くとよいです。明るい日陰でも育ちますが、花の咲く季節は日に当てた方がよく咲きます。

肥料と水やり

水やりは過湿にならないよう、鉢土の表面が白く乾いて与えるとよいです。肥料は春と秋の間に緩効性の化成肥料などを置き肥するとよいです。

植え替え

3、4年に1回を目安に、必要なら株分けをして植え替えます。 時期は花後の5月頃、秋の10月から紅葉前の11月頃まで行えます。

共通の管理

花後の花茎と枯れ葉取り

咲き終わったら花茎は実を着けて養分を奪るので切り取ります。冬に枯れた葉は見苦しいので取り除くとよいです。

株分けで容易に増えます

増やすのは株分けが容易です。時期は植え替えと一緒に、1つが小さ過ぎる場合は2、3芽ぐらいの塊にして分けるとよいです。他に根伏せ、茎伏せ、種蒔きで増やす事ができます。

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