学名:Solenostemon scutellarioides
科・属名:シソ科・コリウス属
原産地:東南アジア
分類:実生系(一年草)、栄養系(多年草)
寒さ:弱い
暑さ:強い
草丈:20cm〜100cm
花序:5cm〜15cm
花色:紫色
種まき:実生系(春まき)
発芽温度(20℃〜25℃)
平鉢、ピートバンなど(覆土しない)
増やし方:挿し木
場所:日向(夏は半日陰)
用途:花壇、鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケット
花言葉:善良な家風、恋の望み
通販店:楽天市場にあり
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作業カレンダー(暖地基準) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||
開花時期 | 開花 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
観賞時期 | 葉の観賞 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
場所 | 室内の日向(5度以上) | 日向 | 半日蔭 | 日向 | 室内の日向 | |||||||||||||||||||||||||||||||
種まき | 種まき | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
植え付け | 苗の植え付け | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
植え替え | 植え替え | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
挿し木 | 挿し木 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
肥料 | 肥料 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
鉢の水やり | 控えめ | 表面が乾けば与える | 毎日 | 表面が乾けば与える | 控えめ |
コリウスの育て方
苗の植え付け
5月から6月頃に苗が売られるようになります。いろいろな葉色をしたものが売られているので、好みのを一緒に植えても美しいです。花壇
夏の強光で葉が萎えたり色が悪くなったりする事がるので、午前中は日光が当たり、午後になると日陰になる所に植えるのがよいです。植え付け場所には完熟牛糞などの堆肥を混ぜて植えるとよいです。化成肥料などの元肥が多過ぎると葉色が悪くなる事があるので、生育を見ながら化成肥料を追肥するとよいです。株間は30cmぐらいですが、草丈が低い小型のものは20cmぐらいでよいです。鉢植え
秋には葉が沢山茂って根もよく張るので、やや大きめの鉢に植えて水切れさせないようにします。8号鉢に一株ぐらいが目安ですが、小さい苗の頃は鉢がとても大きく見えてしまいます。はじめは6号鉢に植え、葉が茂って鉢が小さく見えるようになったら根鉢を壊さないよう8号鉢に植え直してもよいです。もし何本かを寄せて植える場合は10号鉢以上の大きな鉢を利用した方が根詰まりし難くなります。用土は市販されている花の培養土でよいし、赤玉土の小粒を6割ぐらいとピートモスを4割ぐらい混ぜると水持ちがよくなります。鉢植えの置き場所
種類によって夏の強い日差し強いものと弱いものがあります。春や秋の日差しの弱い時期は大丈夫なのでよく日光に当てた方が葉色がよくなります。夏は強い日差しで萎えたり葉色が悪くなる事があるので、強い日差しを避けた明るい所に置くとよいです。もし夏の日が当たり過ぎて萎えてしまう場合は、当たる時間だけ遮光ネットやスダレを使って日よけをしてもよいです。水やり
やや湿った所を好むので、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。夏はよく水を吸い上げて乾きが早くなるので、朝と夕方の2回与えないと水切れして葉が萎えてしまう事があります。水切れをすると葉色が悪くなったり、日差しの下では葉が焼けてしまう事もあるので乾かし過ぎないように注意します。庭植えでも乾きすぎるのを嫌うので、雨が降らず用土が乾くようなら与えます。肥料
鉢植えは春から秋まで暖効性の化成肥料を置き肥したり、液体肥料を定期的に与えればよいです。花壇では元肥に牛糞などを混ぜ込んでおき、その後は生育を見ながら即効性の化成肥料など追肥するとよいです。肥料を与え過ぎると葉色が悪くなりますが、不足しても花が咲きやすくなるので、適度な量を与えるとよいです。摘心、花茎切り
3節ぐらい脇芽を残して摘心すると枝数が増えてボリュームのある姿になります。切った先は挿し穂に利用する事が出来ます。日が短くなると実生系は花が咲いてきますが、葉の生育が止まってしまうので、早めに切り取った方がよいです。ある程度葉が茂ってこれ以上大きくならなくてよい場合は、全て切らずにいくつか残して観賞してもよいと思います。摘心 |
切った先の挿し木 |
根詰まりした鉢植え
植えた時に丁度良かった大きさの鉢も、大きく育つと根詰まりしてすぐに水切れしてしまう事があります。そのような時は二回りぐらい大きな鉢に根鉢を壊さないよう植え直すとよいです。根鉢を鉢から抜く時に根を傷めないよう丁寧に行いますが、もし根を痛めてしまった場合は、急に直射日光に当てると葉が萎える事があるので、1週間ぐらい日差しに当てず明るい所に置いて徐々に日差しにならすとよいです。実生系の種まき
実生系のコリウスの種が売られています。沢山の苗が出来るので花壇を一杯に埋める事が出来ます。発芽する温度が高いので5月上旬以降に行い、好光性なので土を被せないようにするのがポイントになります。種が細かいので平鉢にまいて、鉢底の受け皿に水を貯めて給水させるのが一番よい方法です。写真のように箱に蒔いてもよいですが、水を与える時に種が土に埋もれないよう勢いよく与えないようにする必要があります。慣れていない人は市販されているピートバンで種まきすると土も鉢もいらないので手軽でよいかもしれません。平鉢と受け皿 |
箱まき |
発芽してからの管理
10日ぐらいで発芽するので、それまでは明るい日陰で乾かさないように水やりします。隣の葉が引っ付くとヒョロヒョロと間延びするので、引っ付かないよう間引きすると引き締まった苗が出来ます。本葉が出てきたら徐々に日光にならせます。仮植えから管理
そのままだと根が窮屈になって大きくならないので、本葉が2,3枚ぐらいになったらポットに1本ずつ仮植えするとよいです。移植する時はできるだけ根を切らないように注意して行います。肥料は土に混ぜて使用するタイプを使用したり、芽が伸びてきたら液体肥料や緩効性の化成肥料を控えめに置き肥します。写真のようにポットを利用せずに育苗箱へ移植して少し大きく育てから定植する方法もあります。植え付けは夏の日照り続きが来る前の梅雨頃に終わらせるのが理想的です。育苗箱に移植して定植する方法もあります。 |