学名:Antirrhinum majus
科・属名:オオバコ科・キンギョソウ属
原産地:地中海沿岸原産
分類:一年草(本来は多年草)
寒さ:強い(−5度ぐらい)
暑さ:やや弱い
草丈:矮性種(約 20cm〜30cm)
高性種(約 50cm〜150cm)
花径:3cm〜5cm
花色:白、紫、赤、桃色、黄色など
種まき:秋まき(9月〜10月中旬)
発芽温度(20℃前後)
平鉢、ピートバンなど(覆土しない)
場所:日当たりのよい所を好む
用途:花壇、鉢植え、切り花(高性)
花言葉:おしゃべり、清純な心、仮定、推測、予知、でしゃばり
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作業カレンダー(暖地基準) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||
開花時期 | 秋まき | 開花 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
場所 | 日向 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
種まき | 種まき | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
植え付け | 苗の植え付け | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
切り戻し | 切り戻し | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
肥料 | 肥料 | 肥料 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
鉢の水やり | 表面が乾いたら与える |
キンギョソウの育て方
種まき
暖地では秋の9月中旬から10月中頃にまくと春から花を咲かせます。種が小さく上から水を与えると流れてしまうので、平鉢にまいて鉢底の受け皿から給水させるとよいです。好光性なので種に土をかぶせないようにします。発芽するまで乾かさないよう新聞紙を一枚かぶせたり、日が当たる所では遮光ネットをかぶせるとよいです。発芽したら新聞紙は外して、引っ付き過ぎているものは間引きした方がしっかりした芽が伸びます。またこの時期は虫から葉を食べられる事があるので、ネットで保護してやるとよいです。9月上旬 |
平鉢と受け皿 |
遮光ネット |
9月中旬 |
発芽と間引き後 |
仮植えから定植まで
本葉が2、3枚になったらポットに仮植えします。用土は定植用の用土に、肥料はある程度大きくなって置き肥したり、元肥用の緩効性の化成肥料を控えめに混ぜてもよいです。定植は根が回ってきてある程度大きくなったら、できるだけ11月一杯までに行うのが理想的です。間隔は矮性種で15cmから20cmぐらい、高性種は25cmから30cmぐらいあけて定植します。鉢植えの用土は花の培養土を使ったり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などでよいです。花壇では苦土石灰と堆肥などを混ぜ込んで定植します。冬の寒さは暖地では問題ありませんが、寒い地域では霜よけしておいた方が安全です。10月中旬 |
仮植え中 |
仮植え後 |
11月中旬 |
定植 |
場所
日当たりのよい所でないとよい花が咲きません。寒さにはあまり強くありませんが、暖地では霜よけしなくても大丈夫です。花弁が雨で痛みやすいので、鉢植えは花の咲く時期だけ雨の当たらない日当たりのよい軒下などに置くとよいです。水やり
鉢植えでは鉢土の表面が白く乾けば与えます。花壇では植え付け後しばらく乾かさないように注意しますが、その後はあまり雨が降らないようなら与えるぐらいでよいです。肥料
肥料は多く必要有りません。鉢植えでは緩効性の化成肥料を置き肥するぐらい、花壇では定植後2週間ぐらいしてからと、初春から初夏にかけて月に1回ぐらい、生育が悪く不足しているようなら追肥すればよいです。支柱
必需ではありませんが、高性は草丈が高くなると風や雨で倒れる事があるので、倒れそうな場合は支柱で支えておくとよいです。花の手入れ
花がら摘み
咲き終わった花がらを摘み取って種が出来ないようにすると、花が咲き続きやすくなります。花茎切り
花の咲き終わった花茎は元から切り取らず、新芽の出ている節を残して切り戻すと、節から花茎が伸びて再び開花します。切った株には追肥してあげるとよいです。全盛期ほど立派な花ではありませんが、ちょっとした切り花に利用できます。花茎切り(5月下旬) |
再び開花(6月下旬) |
冬霜
寒さにはあまり強くありませんが、氷点下5度ぐらいは耐えるので少しぐらいの霜でも大丈夫です。暖地では特に霜よけしなくても越冬しますが、あまり霜柱が厚くなる寒い地域では霜よけしておいた方が安全です。寒地では春の種まきの方がよいです。軽い霜 |