学名:Pycnanthemum Pilosum
科・属名:シソ科・ピクナンテムム属
原産地:北米中東部
分類:宿根多年草
寒さ:強い
暑さ:強い
草丈:細葉(30cm〜50cm)
広葉(50cm〜100cm)
花径:約 0.5cm
花色:細葉(白)、広葉(薄紫)
増やし方:株分け、挿し芽
場所:日向〜半日蔭
用途:花壇、鉢植え、ハーブ
通販店:楽天市場にあり
マウンテンミント
7月上旬、自宅の庭
マウンテンミント2
7月上旬、自宅の庭
マウンテンミントの全体
7月上旬、自宅の庭
越冬からの目覚め
2月下旬、自宅の庭
マウンテンミントはハーブとして利用されています。ミントの仲間ではありませんが、似たような香りがするのでこのような名前が付いています。用途はハーブティー、サラダ、料理、ポプリなどに利用されています。種類は細葉マウンテンミントと広葉マウンテンミントがあり、一見すると全く別の種類のように見えますが、同じ形をした花を咲かせます。写真のは細葉マウンテンミントの方になります。とても育てやすい植物で、日当たりのよい所から午前中の日光が当たる半日蔭で育ち、冬の寒さには強く地上部を枯らせて越冬する宿根草になります。
マウンテンミントの育て方
苗の植え付け
苗が売られている事があるので入手したら植えつけます。とても丈夫な植物なので、あまり用土の質などに気を使わずに植えつける事ができます。鉢植えでは花の培養土や自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などを使えばよいです。庭では日当たりのよい所から午前中の日光が当たる半日陰の所に、水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に牛糞などを混ぜ込んで植えつけます。
春から秋の管理
鉢植え
日当たりのよい所から午前中の日光があたるような半日陰に置いておけばよいです。水やりは鉢土の表面が乾けば与えますが、真夏の日差しの下ではよく乾くので毎日の水やりになります。肥料は多く必要ないので、春と秋の間に緩効性の化成肥料を置き肥して、葉色が悪かっり生育が悪いようなら液体肥料を追肥するぐらいでよいです。
庭植え
水やりは雨が降らず乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。肥料は元肥を混ぜて植え付けていれば、その後は特に追肥の必要はないです。植えっぱなしのものは4月頃に骨粉入りの固形油粕などを蒔くぐらいでよいですが、生育が悪いようなら9月頃にも蒔いてもよいと思います。
冬の管理
寒さには強いです。秋が深まると地上部の葉が枯れて、根だけで越冬して、春になると新芽が伸びてきます。枯れた葉は株元から刈り取ればよいです。鉢植えの水やりは控えめに、乾かし過ぎない程度に水やりすればよいです。庭の水やりは葉が枯れた時期は必要はないです。冬の肥料は必要なく、春になって新芽が地面から伸びてきたら与えればよいです。
春の植え替え
春になると株元から新芽が伸びてきます。鉢植えでは根がよく張るので、毎年、春の3月から4月頃に植え替えた方がよいと思います。大きくしたい場合は一回りから二回り大きな鉢に、同じ大きさの鉢に植え替える場合は、適度な塊に株分けして植え替えればよいです。庭でも数年して大きくなり過ぎたら、株分けを兼ねて植え替えるとよいです。
増やし方
株分け
株分けで容易に増やす事ができます。3月から4月頃の植え替えと一緒に、適度な塊の大きさに切り分ければよいです。
挿し芽
時期は5月から9月頃で気温が高ければいつでも行えます。3、4節分の挿し穂を用意して、一番下の葉を取り除き、葉の取った節が用土に埋まるように挿せばよいです。用土は赤玉土にピートモスを3割ぐらい混ぜた用土などを利用すればよいです。