花と観葉植物(葉っぱの岬)

サザンクロス(クロウエア)

別名:クロウエア
学名:Crowea
科・属名:ミカン科・クロウエア属
原産地:オーストラリア
分類:常緑低木
寒さ:やや弱い
暑さ:やや弱い
草丈:30cm〜300cm
花径:エクサラタ(1.5cm〜2cm)、サリグナ(2cm〜3.5cm)
花色:ピンク、白
増やし方:挿し木
場所:日当たりを好む。夏は半日陰。
用途:鉢植え
花言葉:願いをかなえて

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サザンクロス(ピンク)
10月上旬、植物園

サザンクロス(白)
10月上旬、植物園

サザンクロスの花と葉
8月下旬、植物園

エクサラタの全体
6月中旬、自宅の鉢植え

サリグナの全体
8月下旬、植物園

エクサラタの全体2
8月下旬、植物園

サザンクロスは常緑の樹木で、10種類ほどがあるそうです。よく出回っているのは1.5cmぐらいで小輪の花を咲かせるエクサラタ、一回り大きな大輪の花を咲かせるサリグナがあり、葉の大きさなど全体的に大きいです。細長い茎に星型の小さな花が沢山咲き、四季咲き性で春から秋にかけて不定期に花が咲きます。花のない時期も葉が涼しげでとても感じがよく、斑入りの品種もあります。サザンクロスは南十字星を意味する言葉で、花の形からこの名で売られ始め、それから名前が定着したようです。園芸の本では学名のクロウエアで記載されている事も多いです。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(霜よけ、0度以上) 日向(長雨は避ける) 半日蔭(長雨は避ける) 日向 日向(霜よけ)
植え替え 植え替え
挿し木 挿し木
剪定 剪定 花後 花後
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 鉢土の表面が乾けば与える 控えめ

サザンクロスの育て方

場所

日当たりを好みますが、夏の強い日差しを嫌うので、午前中の日が差すぐらいの半日陰に置くか、50%ぐらいの遮光ネットで日よけしたできるだけ風通しのよい場所に置くとよいです。高温多湿を嫌うので、梅雨などの長雨は軒下などへ移して雨よけするようにします。冬の耐寒性は0度以上とやや弱いので、寒い地域では室内の日当たりのよい所で凍らせないようにします。暖地では日当たりがよく霜の当たらない軒下で越冬できるので、凍りそうな日だけ室内に置くとよいです。

水やり

過湿、水切れともに嫌います。生育期の春から秋は鉢土の表面が乾けば与えます。夏の水切れには注意してください。冬は乾燥気味に、鉢の表面が乾いてから2、3日して与えればよいです。

肥料

春と秋の間、花用の緩効性の化成肥料や液体肥料を定期的に与えるぐらいでよいです。

植え替え

毎年、春の3月頃に植え替えるとよいです。用土は酸性土を好むので、鹿沼土(小粒)6、ピートモス(無調整)3、腐葉土1ぐらいを使用するとよいと思います。植え替え後は1週間ぐらい明るい日陰で管理します。下は4月中旬頃に植え替えたもので、本当はもう少し早く行った方がよいと思います。
2007/4月中旬

植え替え前

根鉢を軽く壊した

一回り大きな鉢に植え替え

切り戻し

花後の12月頃か春の植え替えの時に剪定します。初夏の花後の6月中旬から7月中旬頃にも切り戻して秋にもよい花を咲かせます。

増やし方

挿し木

春の4月中旬から5月中旬頃に挿し木で増やす事が出来ます。4、5節ぐらいの挿し穂を用意して、土に埋まる所の葉を取きます。用土は鹿沼土(小粒)5、ピートモス(無調整)5ぐらい、平鉢などを利用して挿します。1カ月ぐらいして発根したらポットに仮植えし、芽が伸びてきたら先を摘心して、脇芽を増やさせるとよいです。秋の10月上旬頃になったら定植します。

挿し木

突然枯れる

数年すると突然枯れてしまう事があるので、挿し木で作り直しておくとよいです。

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