別名:コットンラベンダー
学名:Santolina
科・属名:キク科・サントリナ属
原産地:地中海沿岸西部〜中部
分類:常緑低木
寒さ:強い
暑さ:強い
草丈:30cm〜50cm
花径:約 1cm
花色:黄色、薄い黄色
場所:日向
水やり:過湿を嫌う
肥料:普通
用土:水はけのよい土、弱アルカリ性土壌
増やし方:挿し木
用途:鉢植え、花壇、ハーブ(ポプリなど)
花言葉:移り気な人
通販店:楽天市場にあり
サントリナ
6月上旬、ハーブ園
サントリナ
6月上旬、ハーブ園
サントリナの葉
6月上旬、自宅の庭
サントリナの全体
6月上旬、ハーブ園
地中海沿岸に自生している常緑低木です。花は6月頃に小さな丸い花を咲かせ、切れ込みのある葉が美しい事からカラーリーフとして観賞する事もできます。全体に芳香がある事からハーブとして利用されており、葉を乾燥させて小さな袋に入れてポプリにされたり、防虫効果もあるのでタンスなどに入れて使われています。種類は主に銀葉のS.chamaecyparissu、緑葉のS.virensという品種があります。乾燥した所に生息しているのでやや過湿に弱いですが、どちらかと言うと緑葉の方が強いです。ヨーロッパではハーブ園のボーダー花壇に利用されたりしています。
サントリナの育て方
苗の植え付け
春や秋に苗が売られている事があるので、入手したら植えつけます。適期は春の3月から5月頃、秋の涼しくなった9月下旬から10月頃です。
庭植え
日当たりが良く水はけと風通しのよい所を好みます。水はけをよくするために腐葉土を、酸性土壌を嫌うので苦土石灰を混ぜて植えつけるとよいです。株が横に広がるので40cmから50cmぐらいあけて植えつけます。
鉢植え
水はけのよい用土、例えば赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などを使って植え付けます。
場所
日当たりがよく風通しのよい所を好みます。乾燥した所に生息していて梅雨時期の蒸れを嫌うので、鉢植えでは長雨に当てないよう風通しのよい軒下などに置いておくとよいです。
水やり
過湿を嫌い 蒸れると下葉が枯れやすいです。庭では植えつけ後しばらくは、あまり乾かし過ぎないように注意しますが、その後に根付けば通常は特に必要ありません。鉢植えでは鉢土の表面が乾いてから与えるようにします。
肥料
鉢植えでは春と秋の間に緩効性の化成肥料を置き肥するぐらいでよいです。庭では春に骨粉入りの固形油粕を蒔くぐらいでよいです。
植え替え
2年に1回を目安に、鉢底から根が出て詰まってきたら植え替えます。時期は春の3月頃、秋の9月下旬から10月中旬頃に植え替えるとよいと思います。用土は植え付けの項目と同じです。
挿し木
数年すると大きくなって樹形が乱れやすいので、6月頃に挿し木から作り直すとよいです。長さ6cmぐらいの挿し穂を用意して下の方の節の葉を取り除き、そこが用土に埋まるように挿します。平鉢に鹿沼土やパーライトなどを入れて何本か挿します。発根したらポットに仮植えして、根が回ってきたら定植します。
花茎切り
花が咲き終わったら全体的に花茎と一緒に丸い感じに刈り込むとよいです。
剪定
剪定には強いので、樹形が乱れてきたら半分ぐらいに思い切って刈り込むとよいです。時期は秋の9月頃に行うとよいですが、花が咲かなくてよい場合は春に行ってもよいです。蒸れを嫌い葉が密集して通風が悪いとその部分が枯れやすいので、梅雨前に地面に接した枝は切り取り、全体的にすいて風通しをよくするとよいです。