花と観葉植物(葉っぱの岬)

花の水やり

水やりは天候によって乾き具合が異なるので、何日置きに水を与えるいう決め方はせず、鉢土の表面の乾き具合を見て水やりします。基本的な鉢花の水やりは鉢土の表面が乾いたら与えます。土がある程度乾くと根が水を求めて伸びる性質があるので、いつもびっしょりになる水やりは必要ありません。普通の鉢花は水を与えすぎると貧弱に育ったり、根が腐ってしまう事もあります。例外として水辺で育つ植物は鉢土を湿った状態に保ち、逆に乾燥地帯で育つ植物は鉢土の表面が乾いてもすぐに与えません。

鉢植えの水やり

鉢植えの水の与え方は、花や葉に水をかけないよう、ジョウロの先のハス口を取って株元に水を与えるようにします。ホースで水を与える場合は、水圧が強くなり過ぎて鉢土がえぐれないように注意してください。また、水を与える時は必ず鉢の底から水が出るぐらいたっぷりと水を与えるようにします。そうする事で、土の中の古い空気を押し出し、水が引く事で新鮮な空気を入れてあげます。もし、春から秋の生育期に鉢土を乾かし過ぎて萎えてしまった場合は、ジョウロの水だけでは給水が足りない事があるので、水の入ったバケツに鉢の底をつけて水をたっぷり吸わせ、てしばらく明るい日陰に置いておきます。

普通の鉢花の基本的な水やり

4月を過ぎると気温も上がり、土の表面がよく乾くようになります。土の表面が乾いたら、午前中にたっぷりと水を与えるようにします。5月ともなり更に暖かくなると、鉢に根が張っているものは夕方までにまた土が乾いてしまう事があるので、夕方にも与えるようにします。

夏は気温が上がりるので午前中の8時頃までに水を与え、午後にまた乾いてしまう場合は涼しくなった夕方の5時を過ぎて水を与えます。夏の昼間に水を与えると、鉢の中が蒸れて根腐れする事があるので、昼間の水やりは避けます。もし、昼間に葉が萎えてしまった場合は、水の入ったバケツに鉢の底をつけて水をたっぷり吸わせ、しばらく明るい日陰に置いておきます。夏は鉢の上にマルチング材やマルチングチップを置くと、水分の蒸発をある程度防いてくれます。

もし、マルチング材やチップをお求めなら楽天市場 にあります。

徐々に涼しくなって、9月下旬を過ぎると土の乾きも遅くなってきます。渇きが遅くなったら、午前中だけの水やりに切り替えます。さらに秋も深まってくると、渇きが遅くなるので毎日水を与える必要もなくなってきます。土の表面が乾いていたらできるだけ午前中に与えるようにします。

冬は鉢土の表面があまり乾かないので、与え過ぎには注意します。基本的に鉢土の表面が乾いたら与えればよいです。冬の夜間は冷え込むので、水やりは午前中の天気のよい暖かい日に与えるようにします。もし、夕方に水を与えてしまうと、夜間の冷え込みで鉢土が凍ってしまう事があるので注意してください。

植物によっての水やりの違い

乾燥を嫌う植物 (鉢土の表面が白く乾く前に与える)

乾燥を嫌う植物の水やりです。鉢土の表面が白く乾く前に水を与えて、用土を乾かさないようにします。また、種まき後の水やりも乾かさないように水やりします。もし鉢植えの葉が萎えてしまった場合は、水の入ったバケツに鉢の底をつけて水をたっぷり吸わせ、しばらく明るい日陰に置いておきます。

過湿を嫌う植物 (鉢土の表面が乾いてもすぐに与えない)

乾燥地帯などに生息している植物の水やりです。水が多いと根腐れするので、いつも湿った状態を嫌います。鉢土の表面が白く乾いてもすぐに与えず少し待ってから与えます。また、梅雨など高温時期の長雨には当てないようにします。

過湿、乾燥とも嫌う植物

中には過湿、乾燥とも嫌う水やりの難しい植物もあります。このような植物は鉢土の表面が白く乾いたら、鉢を手に持って水気が少なく軽くなってきたら与えたり、土の中に指の第一関節を突っ込んで、水気が感じなければ与えてもよいです。もし鉢植えの葉が萎えてしまった場合は、水の入ったバケツに鉢の底をつけて水をたっぷり吸わせ、しばらく明るい日陰に置いておきます。過湿を嫌う植物なので、梅雨などの長雨には当てないようにします。

熱帯植物の冬の水やり(控え目)

熱帯植物の多くは寒さに弱いので、冬は生育温度に満たないので、生育をやめて休眠し水もあまり吸い上げていません。水やりは鉢土の表面が乾いて、さらに2、3日してから水をたっぷりと与え、水やり間隔を控え目にします。冬の休眠中に用土がいつも湿った状態では根腐れする事があるので注意してください。

留守の水やり

旅行などで家を留守にする時があります。このような場合は、ペットボトルを利用する手軽なものや、自動水やり器という本格的なものが売られているので、これらを利用すると便利です。もしお探しなら楽天市場 に売られています。

庭の水やり

草花(普通の水やり)

花壇に植えつけたばかりの草花は、植えつけて1、2週間は用土の表面が乾いてきたら与えます。それ以降は鉢植えのように土の表面が乾けば与える必要はなく、雨が降らず土の中が乾き過ぎるようなら与えます。

夏の水やり

夏は雨がたまに降ってくれれば与える必要はありませんが、日照りが続く場合は数センチ土を掘って湿り気がないようなら与えます。乾燥に強いコスモスなどはほとんど水やりは不要ですが、水を好む植物は乾き過ぎると萎えてくるので、あまり乾燥させないように注意します。夏の水やりは昼間に与えると蒸れて根が腐る事があるので、朝や夕方の涼しい時間帯に与えるようにします。昼間に萎えてしまった場合は、水を与えて元気になるまで日よけしてあげるとよいです。夏に日照り続きで雨が降らない時は、乾燥を防ぐために藁やマルチング材、マルチングチップなどを敷いて、乾燥を防ぐように工夫するとよいです。

土の渇きが早いのでカヤを敷いた

冬の水やり

冬の花壇に水やりする事はほほとんどありません。通常は必要ありませんが、あまりにも雨が降らず、土の中が乾き過ぎる場合は与えます。冬に水を与える場合はできるだけ気温が高く、夜間凍らせないよう午前中に与えるようにします。

庭木(普通の水やり)

庭に植え付けたばかりの庭木は、植え付けて1、2週間ぐらいは用土の表面が乾いてくれば与えます。それから1、2年は雨が降らず乾き過ぎるようなら与えます。冬に水を与える場合はできるだけ気温が高く、夜間凍らせないよう午前中に与えます。夏の水やりは朝や夕方の涼しい時間帯に与えるようにして、植え付け後1年ぐらいは乾燥を防ぐために藁やマルチング材、マルチングチップなどを敷いて、乾燥を防ぐように工夫するとよいです。植え付けて2年を過ぎると、特に乾燥を嫌う庭木を除けば、記録的に雨が降らないような場合を除いて水を与える必要はありません。

もし、マルチング材やチップをお求めなら楽天市場 にあります。

雨水タンクの利用

家に雨水タンクを利用すると水の節約になります。雨水タンクは「雨とい」から落ちる雨水をタンクに貯めてその雨水を水やりに利用できます。夏場の水やり量が一日20リットルの場合、100リットルタンクだと5日間の節約になります。200リットルだと10日なので容量が大きい方が有利です。雨水タンクを購入すると助成金が出る都道府県があり、都道府県によってタンクの容量、助成金額、予算、期間などが異なります。たとえば大分県では100リットル以上のタンク容量が対象で、3万円を上限に2分の1の補助金が出ます。しかし、予算枠に達すると受付は終了します。全ての都道府県が行っている訳ではないので、地元の役所のHPなどで調べてから購入してください。

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