別名:ワラタ
学名:Telopea
科・属名:ヤマモガシ科・テロペア属
原産地:オーストラリア
分類:常緑低木
寒さ:やや弱い(0度以上)
暑さ:強い
樹高:100cm〜200cm
花径:10cm〜15cm
花色:紅色、白、黄色、赤、ピンク
場所:日向(夏は半日陰)
増やし方:挿し木、種まき
用土:砂質土壌を好む
用途:鉢植え、切花
花言葉:目立ちたがりや
テロペア
4月中旬、植物園
テロペアの全体
4月中旬、植物園
テロペアの蕾
4月中旬、植物園
テロペア2
5月上旬、植物園
テロペアは熱帯の植物らしい紅色の大きな花を咲かせます。オーストラリアのニューサウスウェールズ州原産の植物で、現地では州花として親しまれ、先住民のアボリジニが呼んでいたワラタ(Waratah
)という名前が使われています。オーストラリアでは切り花用としてよく栽培されているそうです。種類がいくつかあって紅色の花を咲かせるテロペア・スペキオシッシマ(Telopea
speciosissima )、テロペア・オレアデス(Telopea oreades)、それらの交配種のテロペア・シェイディレディ(Telopea
shady lady)、白花を咲かせる(Telopea ’Wirrimbirra White’)などがあります。育てるのは熱帯の植物ですが、冬の寒さには比較的強く霜に当てなければ戸外でも越冬が可能です。栽培はあまり容易ではないようです。
テロペアの育て方
場所
日当たりのよい所を好みますが、夏は日差しが強すぎるので、夏の西日を避けた所や午前中の日光が当たるような半日陰に置くとよいです。冬の寒さには強くありませんが、暖地では霜の当たらない軒下で越冬します。寒い地域では室内の日当たりのよい所で越冬させます。
水やり
過湿、乾燥とも嫌うので、鉢土の表面が乾けばたっぷりと与えます。冬はあまり水を吸わないので控えめに与えます。
肥料
肥料はあまり必要ありません。花後の5月下旬から6月上旬頃、秋の9月頃に緩効性の化成肥料などを与えるぐらいでよいです。
植え替え
2、3年に目安に根詰まりしているようなら植え替えます。時期は秋の9月中旬から10月上旬頃に行うとよいと思います。用土は水はけのよい用土、例えば赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などで植え替えます。植え替え後は明るい日陰に置いて、すぐに肥料は与えないようにします。
増やし方
種まき
種まきで増やす事ができます。実が成るので、採ってポットなどに蒔きます。開花までには5年ぐらいかかるそうです。
挿し木
挿し木で増やす事ができます。時期は気温が高ければいつでも行えますが、5月から7月上旬頃、秋の9月中旬から10月中頃に行うとよいと思います。
剪定
花の咲かない苗木は必要ありませんが、開花株は必ず花後すぐに深めに剪定して、側枝を出させるようにします。