花と観葉植物(葉っぱの岬)

トキソウ


学名:Pogonia japonica
科・属名:ラン科・トキソウ属
原産地:日本、中国、朝鮮半島
分類:湿生植物
寒さ:強い
暑さ:普通
草丈:20cm〜30cm
花径:約 2cm
花色:薄桃色、白、黄色
増やし方:株分け
場所:日当たりを好む
用途:鉢植え
花言葉:ひかえめ

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トキソウ
4月下旬、自宅の鉢植え

トキソウの全体
4月下旬、自宅の鉢植え

トキソウ2
4月下旬、自宅の鉢植え

花色が天然記念物鳥のトキの羽の色に似ている事から、このような名前がついています。湿った所に生息している湿生植物で水を好みます。日本全土の湿地帯に分布していたのですが、乱獲によって数が減り絶滅危惧種に指定されています。育てるのはサギソウと同じような環境で育つ植物です。花色は桃色の他に下の写真のような白花もあります。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 半日蔭 日向
植え替え 植え替え
株分け 株分け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾く前に与える

トキソウの育て方

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てますが、真夏の日差しは強すぎるので、午前中の日光が当たるような半日陰で育てます。トキソウは秋になると、地上部の葉が枯れて地下茎で休眠します。冬の休眠期は軒下などで凍らせないように越冬させます。春になると新芽が伸びてきます。

水やり

湿地帯に生息しているので、水切れを嫌います。生育期の春から秋は鉢土を乾かさないよう、鉢土が乾いてきたらすぐに水を与えます。夏は毎日、朝夕に与えます。毎日水をあげられない場合は、鉢の底に受け皿を敷いて、腰水栽培をしてもよいですが、受け皿に水を一杯入れるといけないので、3分の1ぐらいと控えめに入れます。冬でも乾かさないよう、鉢土の表面が乾いてきたら与えます。

肥料

春に芽が吹いてから開花するまで、秋の9月中旬から10月頃の間、月に3回ぐらい水やり代わりに液体肥料を与えます。

植え替え

2、3年もすると根詰まりしてよい花が咲かなくなるので、春の2月下旬から3月頃に植え替えをします。用土は水蘚や桐生砂などに、植え替える際は土を全て取り除き、生育をよくさせるために地下茎を株分けして植え替えます。浅めの鉢などに1cmぐらい覆土して、密集させて植えつけます。

トキソウの地下茎

増やし方

株分け

株分けして増やす事ができます。株分けは大きな芽を2芽ずつぐらいを目安に、小さな芽は大きな芽から切り離さずに切り分けます。

花茎切り

一茎に一つの花を咲かせます。花が終わったら花茎を根元から切り取ります。

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