花と観葉植物(葉っぱの岬)

トリテレイア

別名:ブローディア、ヒメアガパンサス
学名:Triteleia
科・属名:キジカクシ科・トリテレイア属
原産地:アメリカ
分類:球根植物
寒さ:強い
暑さ:休眠する
草丈:30cm〜60cm(種類による)
花径:2cm〜5cm(種類による)
花色:青、紫、白、黄色
増やし方:分球
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え、切り花
花言葉:守護、淡い恋

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トリテレイア

トリテレイア

トリテレイアは晩春から初夏に花を咲かせる秋植え球根植物です。カナダ南西部からアメリカ北西部に分布して、多くはカリフォルニア周辺に分布しています。十種類以上ある中で最も一般的なのはラクサ(Triteleia Laxa)と呼ばれる種類で、その園芸品種と思われる紫花をしたクィーンフォビオラ('Queen fabiola')や青色の花をしたコリーナ( 'Corrina')、白に青い縞模様のあるルディ('Ludy')などがあります。他の種類の中では黄花や白花をしたもの、また八重咲きをしたのもあります。秋に球根が植えら、翌年の晩春頃に花を咲かせ、夏に葉が枯れて球根だけで夏を超えます。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 日向
植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
分球 分球
肥料 肥料 お礼 肥料
鉢の水やり 表面が乾けば与える 表面が乾けば与える

トリテレイアの育て方

生育サイクル

暖地では秋の10月から11月中頃に球根が植えられます。12月下旬頃には芽が出て、翌年の5月下旬頃になると花が咲き始めます。夏になると暑さで葉が枯れてなくなり、球根だけで夏を超えます。 一般的な秋植え球根植物と同じ育て方で大丈夫です。
トリテレイアの芽
芽(12月下旬)
トリテレイアの開花
開花(6月上旬)

育てるポイント

一般の秋植え球根植物と同じです。日当りの良い所を好み、水やりは標準的、肥料は多過ぎると腐れる事があるので、控え目がよいです。庭では数年植えっぱなしでよいです。

植え付け

鉢植え

5号鉢に4、5球が目安で深さ3cmから4cmほどに、用土は標準的でよいので、花の培養土を利用したり、赤玉土6、腐葉土3、パーライト1など、やや水はけがよい土を利用するとよいです。

庭植え

日当りの良い所に苦土石灰、完熟牛糞などを、もし水はけが悪い場合は腐葉土を混ぜると改善されます。球根を埋める深さは5cmぐらい、間隔は8cmぐらいです。

鉢植えの管理

日当たりのよい所でよく花が咲きます。寒さには強いですが、霜の当たらない軒下などに置くと葉の痛みが少なくてよいです。水やりは鉢土の表面が白く乾いたら与えます。肥料が多過ぎると球根が腐れる事があるので控え目に、秋と春に緩効性の化成肥料や薄めの液体肥料を与えておくとよいです。

夏の休眠時期

夏は暑さで葉が枯れて球根だけで休眠します。水やりと肥料は止めて、鉢植えを乾かした状態で雨の当たらない日陰で夏を越させます。球根を掘り上げて、乾燥したまま涼しい日陰で保存させる事もできます。

秋の植え替え

秋の植え付け時期になったら、増えた球根を適切な間隔で植え替えるとよいです。

庭植えの管理

自然の状態で育つのであまり管理は要らないです。水やりは特に必要なく、肥料は秋に緩効性の化成肥料などを控え目に蒔いておきます。庭では数年植えっぱなしでもよいので、よい花が咲かなくなったら、秋に分球を兼ねて植え直すとよいです。

花がらの処理とお礼肥

咲き終わったら花がらは取り除き、花の咲き終わった花茎は切り取ります。全ての花が咲き終わったらすぐ、お礼肥として薄めの液体肥料を1回与えて、増えた球根を太らせるとよいです。

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