科・属名:パイナップル科・パイナップル属
原産地:熱帯アメリカ
分類:常緑多年草
花期:6月〜7月頃
寒さ:弱い(8度以上)
暑さ:強い
日照:日向
耐陰性:なし
草丈:60cm〜120cm、ミニパイナップル:30cm〜40cm
花径:約 1cm
花言葉:完全無欠
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作業カレンダー(暖地基準) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||
開花時期 | 開花 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
収穫時期 | 収穫 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
場所 | 室内の日向(5℃以上) | 日向 | 室内の日向(5℃以上) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
植え替え | 植え替え | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
株分け | 株分け | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
挿し木 | 挿し木 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
肥料 | 肥料 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
鉢の水やり | 控えめ | 鉢土の表面が乾けば与える | 控えめ |
パイナップルの育て方
置き場所
実が成る果実なので、日当たりのよい所で育てます。秋の最低気温が15度を下回ってきたら、室内の日当たりのよい窓辺などに置きます。冬はできるだけ最低温度が8度以上のできるだけ暖かい所で管理して、春に花が咲くのを待ちます。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。4月中旬から10月中旬 |
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戸外の日当たりと風通しのよい所、真夏の強い日差しは避ける |
10月下旬から4月上旬 |
室内の窓際などの明るい所。最低温度は8度以上で管理 |
水やり
表面が白く乾いてから与えます。葉の表面からも養分と水分を吸収できるので、葉に葉水を与えながら育てると効果的です。秋の最低気温が20度を下回ってきたら徐々に水を吸わなくなってくるので、徐々に水やり間隔をあけてゆきます。冬は鉢土の表面が乾いてから2、3日しての水やりにして、乾燥気味にします。暖房の効いた部屋では葉に霧吹きで葉水を与えながら育てるようにします。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。植え替え
1,2年に1回を目安に植え替えます。まだ実のなっていない株は、鉢一杯に根が回ったら根鉢を壊さずに一回り大きな鉢に植え替えます。すでに実の成った株で子株のてきたものは、子株を株分けして実を成らせるとよいです。時期は5月上旬から6月頃までに行ないます。用土は弱酸性土壌を好むので、観葉植物の用土に鹿沼土(小粒)を2割ぐらい混ぜるか、自分で作る場合は鹿沼土(小粒)6、腐葉土2、ピートモス(酸度無調節)2などで植え替えます。2007/3月下旬 |
植え替え前 |
根鉢 |
植え替え後 |
肥料
生育期の春から秋まで緩効性の肥料などをを置き肥して、定期的に花の液体肥料などを与えます。葉に1000倍液の液体肥料に散布すると効果があります。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。増やし方(挿し木、株分け)
挿し木
食べた後の葉を挿し木する事ができます。挿し木の時期は5月上旬から7月上旬頃に行ないます。下葉を数枚むしり、日陰で1日ほど乾かします。用土は挿し木用の土か、自分で作る場合は、腐葉土6、バーミキュライト4ぐらいでよいです。乾かし気味に管理して発根したら鉢上げします。着きやすいので定植用の土に直接挿してもよいです。水を与え過ぎると株元が腐るので注意してください。挿し木すると葉先がどうしても枯れるので、はさみで切って葉を整えます。葉には霧吹きで水も与えてください。新芽が出たら生育期間は肥料を与えながら育てます。2005/6月下旬 |
実から切り離して、下葉を数枚むしって切り口を日陰で乾かして挿します。 |
2005/9月下旬 |
春に定植用の土にそのまま挿し、9月下旬には新しい葉が数枚出て根付きました。 |
2006/9月 |
約 1年後 |
株分け
一度開花すると、その株には再び花を咲かせることはなく、1〜2年で枯れてしまいます。その代わり親株の基部に子株が発生する事があります。子株には根がないので切り離して挿し木してもよいのですが、そのまま育てると挿し木の手間が省けて楽だと思います。もし、子株が複数ある場合は、子株を一つだけ残し、他の子株を基部の芯を残すように切り取って挿し木するとよいと思います。実が大きくならなくてもよければ、右のように二つ子株を残して育ててもかまわないと思います。二つの子株 |
翌年のWパイナップル |
冬の管理方法
熱帯の植物なので、冬は室内の暖かくできるだけ明るい場所に置いて育てます。水やりは乾燥気味にして、暖かい時間に霧吹きで葉水を与えながら育てます。冬はできるだけ株を傷めないよう、春に花を咲かせて実を成らせます。その他は観葉植物の冬の管理を参考にしてください。冬を越えた春のパイナップル
冬を越すと、葉の縁が多少枯れ込んでいるものです。鋏で枯れこんだ部分を切って、葉の形に整えるとよいと思います。もし、根詰まり気味の株なら、一回り大きな鉢に根鉢を壊さずに植え替えます。実が成るまで
実を成らせて食べようと思い育てたのではなく、単に観葉植物として葉を挿し木して育てていました。元は一つの株でしたが、元から子株が二つ発生して、自然と花を咲かせて実を成らせました。実は直径5cmぐらいと小さかったですが、食べてみると普通のパイナップルと同じで美味しかったです。02/06/12 |
開花 |
02/07/04 |
花後 |
2002/08/02 |
大きくなった |
2002/10/20 |
熟した |
切って食べた |