花と観葉植物(葉っぱの岬)

エアープランツ

学名:Tillandsia
別名:チランジア
科・属名:パイナップル科・チランジア属
原産地:中南米
分類:常緑多年草、着生植物
寒さ:やや弱い(0度以上)
日照:日向(夏は半日蔭)
耐陰性:あり
花言葉:言いなり
通販:楽天市場にあり

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エアープランツの写真

エアープランツの花1

エアープランツの花2

エアープランツ(ウスネオイデス)

エアープランツ(イオナンタイオナンタ)

エアープランツ(ウスネオイデス)2

エアープランツの種類は多く、大まかに砂漠などの乾燥地帯に生育するものと森林に生息するものがあります。よくこの名前で売られているのは、葉が白っぽい色をした砂漠などに生息する銀葉種と言われるものです。根は水を吸うためではなく、樹木や岩に着生するためについている、ちょっと変わった植物です。水は鱗片という白い細かな毛で空気中の夜露を受け止めて水分を吸収して生きています。このページでは根が露出して葉が白っぽい銀葉種の育て方を紹介しています。葉が緑色をした森林に生息しているのは緑葉種と言われ、育て方は異なります。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向 日向 半日陰 日向 室内の日向
株分け 株分け
肥料 液肥 液肥
ミスティング 4日に1回 3日に1回 4日に1回 3日に1回 4日に1回
ソーキング 月に1回 月に1回

エアープランツの育て方

置き場所

銀葉種は砂漠などの日が当たる樹木や岩に着生しているので、日当たりのよい所で育てます。しかし、真夏の日差しは強すぎるので、午前中の柔らかい日光に当てたり、レースカーテン越しの日光に当てて育てます。乾燥には強く蒸れるのを嫌うので、生育期の春から秋は風通しのよい場所で育でます。冬は最低温度0度以上あれば大丈夫なので、室内の日当たりのよい場所で育てられます。エアコンの風が直接当たらない所に置くようにします。

水やり

鉢植えで育てられないので、水やりは葉から水を吸収させる方法で行います。自然では夜露を葉がら吸収して生きているので、夜になると気孔が開く習性があるので、水やりは夜に行うようにします。方法は以下の両方を行います。

ミスティング

3日に1回ぐらい夜になったら霧吹きで葉に水を与えます。湿度がある梅雨時期、冬の寒い時期は4日に1回ぐらいと控えめ行います。 量はたっぷり与える必要はなく、葉が軽く湿るぐらいでよいです。

ソーキング

1ヶ月に1回ぐらい日が暮れたら、水を入れた容易に4時間から6時間ぐらい漬けて与えます。あまり長く行うと弱る事があるので注意してください。湿度がある梅雨時期には行いません。冬は室温と同じぐらいに水を温めるとよいです。

ソーキング

植え方

土に植えつける必要はありません。逆に土に植え込むと蒸れて枯れてしまいます。植え方は、好みの場所に置いたり、木などに挿したり、板などに接着剤で引っ付けたり、針金で固定したり、ヘゴ板や観葉植物の茎に引っ付けて着生させたりして、自由に楽しむ事ができます。接着剤は根の出ている部分にはつけないように注意してください。

増やし方(株分け)

子株ができたら、それを切り分けます。子株は開花後にできるものが多いようです。親株は一度花を咲かせると再び花を咲かせる事はなく、その後は1、2年もすると枯れてしまいます。

肥料

生育期の春と秋に2000倍に薄めた液体肥料を月に1回、夜間に霧吹きで与えます。夏は蒸れる事と、冬は生育が鈍るので与えません。

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