学名:Crassula
科・属名:ベンケイソウ科・クラッスラ属
原産地:南アフリカなど
分類:多肉植物
寒さ:やや弱い(0度以上)
日照:日向
耐陰性:なし
通販:楽天市場にあり
クラッスラ(火祭り)の写真
マルギナリス
若緑
火祭りの花(11月)
クラッスラは多肉植物で、300種類以上があると言われています。主に南アフリカから東アフリカに分布していますが、一部それ以外の地域にも生息しています。冬型と夏型があり、主に夏型のタイプが多いです。写真はマルギナリスという横に広がって伸びるもの、若緑というギザギザとした葉が上に伸びるもの、火祭りは秋になると赤く紅葉するのが美しくしいです。他に同じ仲間の金のなる木もよく知られ全て夏型になります。 冬型は夏に休眠するタイプで暑さを嫌います。
冬型の一部
玉稚児(C.Arta)、玉椿(C.Barklyi)、稚児姿(C.Deceptor)、神麗(C.Shinrei)、キムナッキー(C.Kimnachii)、エレガンス(C.Elegans)、小夜衣(C.tecta)、グリセア(C.Grisea)、アウセンシス(C.ausensis)、緑塔(C.Pyramidalis)、白妙(C.Corallina)、都星(C.Mesembrianthemopsis)など
クラッスラの育て方
置き場所
日当たりを好みますが、夏は西日を避けた所に置きます。冬型は夏に休眠するので、午前中の日光が当たるような半日陰か、50%ぐらいの遮光ネットで日よけするとよいです。両方とも高温多湿を嫌うので、梅雨の長雨を避けた軒下などに、できるだけ風通しのよい棚の上などになどに置くとよいです。秋が深まってきた11月になったら、室内の日当たりのよい窓辺などに置きます。
紅葉するタイプ
夏型の火祭り、赤鬼城、二つの交配種の紅葉祭り、りんご火祭り、天狗の舞、デイビットなどの秋に紅葉するタイプは、よく日が当たり、低温にあうと紅葉します。霜の当たらない日当たりがよい軒下などに置き、赤く紅葉してから室内に入れるとよいです。
水やり
過湿を嫌います。春と秋の生育期は、鉢土の表面が完全に白く乾いてから水を与えます。夏は暑さでの生育が鈍るので、月に2回ぐらいとかなり控えめに、冬型は暑さで休眠するので、月に1回ぐらいとほぼ断水して夏を越させます。冬は両タイプとも寒さであまり生育しないので、月に2回ぐらいと控えめにします。
肥料
少なめでよいです。2000倍に薄めた液体肥料を、春の4月から5月に月1回、秋の9月下旬頃に1回与えるぐらいでよいです。
植え替え
鉢の底から根が出て、根詰まり気味だったり、2年以上植え替えていないものは植え替えます。時期は春の3月から5月頃、秋の9月から10月頃に植え替えます。用土はとても水はけがよい土を好むので、市販されている多肉植物の培養土を利用するとよいです。自分で作る場合は、赤玉土(小粒)3、鹿沼土(小粒)3、腐葉土2、パーライト2などです。できるだけ天気がよい日が続いている時に植え替えた方が、根が腐れるリスクが減ってよいです。植え替え後は明るい日陰に置いて、すぐに水やりを行わず、3、4日ぐらいしてから与え始めます。その後は少しずつに日光に当てる時間の伸ばすよう、置き場所をかえてゆきます。
増やし方
挿し木
茎と葉のあるタイプは挿し木で増やす事ができます。時期は4月から5月頃、秋の9月から10月上旬頃に行うとよいです。種類によって3cmから7cmぐらいと適当な長さに切り、土に埋まる部分の葉を取り除きます。切り口が腐らないよう、3日ぐらい日陰で乾かしてから、葉の取った茎の所が埋まるように挿します。用土は多肉植物の培養土など、定植用の土でかまいません。
発根するまでの2週間ぐらいは水やりせず発根してから与えるようにします。葉の取れない種類など、そのまま土の上に置くだけで発根するものも多いです。
葉挿し
葉を元から取って、鉢に乗せておくだけで増やす事ができます。用土は多肉植物の培養土など、定植用の土でよいです。水やりはせずに半日陰に置き、芽が出てきたら霧吹きで水を与えます。芽が大きくなってきたら日に当て、親の葉が萎んだら小鉢に植えつけます。
時期は挿し木と同じころ、梅雨などの長雨時期を避けた、天気が続く日に行うのが良いです。
徒長しやすいです
茎と葉のあるタイプは徒長と言う、茎の葉が密集せずにヒョロヒョロとした樹形になりやすいです。原因は日照不足、水やりが多いとなってしまいます。徒長してしまったら、短く切り戻して新しい葉を出させたり、挿し木して新しい株を作りなおすとよいです。