花と観葉植物(葉っぱの岬)

レックスベゴニア

学名:Begonia rex
別名:根茎性ベゴニア、観葉ベゴニア
科・属名:シュウカイドウ科・シュウカイドウ属
原産地:園芸品種、原種はインド
分類:多年草
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
日照:明るい日陰
耐陰性:あり
通販:楽天市場にあり

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レックスベゴニア

レックスベゴニア

レックスベゴニアの花

レックスベゴニア

レックスベゴニア

レックスベゴニア

ベゴニアは種類が非常に多く、原種だけでも1400種類を超えます。主に花を楽しむ種類が多いのですが、このページで紹介しているものは葉の美しさを楽しむ観葉ベゴニアです。よく出回っているのはレックスベゴニアと呼ばれるもので、元々はインド原産で葉が大きく光沢がある1種類だけだったのですが、それを元に沢山の園芸品種が生まれています。根茎性と交配されたものが多く、葉が大きいのが特徴ですが、中には小さい葉をしたのもあります。花も長い茎を伸ばして咲かせます。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(5度以上) レースカーテン越し 明るい日陰 レースカーテン越し 室内の日向
植え替え 適期
株分け 株分け
葉挿し 葉挿し 葉挿し
肥料 肥料
水やり 控えめ 表面が乾いたら与える 乾いてきたら 乾いたら 控えめ

レックスベゴニアの育て方

置き場所

強い日差しを嫌い、年間を通じて明るい日陰で育てる事ができます。春や秋の日差しの弱い時期はレースカーテン越しの日光から明るい日陰、夏は強い日差しに当てないようにします。夏の日差しが当たる所では70%ぐらいの遮光ネットを使って保護した方がよいです。冬の寒さにはさほど強くないので、秋の最低気温が15度を下回ってきたら、室内の日当たりのよい所から明るい日陰の所に置き、冬は最低温度5度以上の暖かい所で育てます。
5月から10月
室内または戸外のレースカーテン越しの日光から明るい日陰(夏の日差しは避ける)
11月から4月
室内の日当たりのよい所から明るい日陰。最低温度は5度以上で管理

水やり

いつも用土が湿った状態は嫌います。生育期の春から秋は鉢土の表面が白く乾いたらたっぷりと与えますが、夏はよく乾くので、乾かし過ぎないように注意します。秋が深まるにつれて徐々に水を吸わなくなってくるので、水やりの間隔を徐々にあけていきます。冬になると寒さであまり水を吸わなくなるので、鉢土の表面が白く乾いて更に2,3日してからの水やりにします。空中湿度を好むので、年間を通じて霧吹きで葉水を与えながら育てます。

肥料

生育期の5月から10月頃まで液体肥料や緩効性の化成肥料などを定期的に与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

植え替え

鉢の底から根が出て根詰まり気味だったり、2年以上行っていないものは植え替えます。時期は春の5月から6月頃に行うのが理想的です。株が増えすぎているようなら株分けも行います。用土は軽いのを好むので観葉植物専用や自分で作る場合は鹿沼土(小粒)、ピートモス、バーミキュライトの等量などを使うとよいです。

増やし方

葉挿し

レックスベゴニアの葉挿し
レックスベゴニアの葉挿し
時期 春の5月から7月頃、暖地では9月頃にも行えます。冬でも20度ぐらいある温室内なら行えます。
挿し穂 小さい葉を1枚使ってもよいし、大きい葉は葉脈を残すように細かく切り分けたものも利用してもよいです。
用土 バーミキュライトの単用を利用したり、パーライトを半分混ぜると腐れ難くなります。
場所 明るい日陰がよいです。直射日光は避けますが、あまり暗くてもいけません。
水やり 乾かさないようにしますが、常に湿っていると発根が遅くなるのでやや乾いてから与えます。
肥料 1カ月ぐらいしたら発根するので、薄めの液体肥料を与えます。
定植 2、3ヶ月もしたら新芽が伸びるので4号から5号鉢の鉢に植え付けます。秋に挿したものは、翌年の春に行います。

株分け

根茎性なら茎ごとに分けて増やす事が出来ます。方法は手やハサミを使って分ければよいです。時期は5月から6月頃の植え替え時期が理想的です。
レックスベゴニアの株分け

仕立て直し

何年かして下葉が減って見苦しくなってしまったら、葉挿しで作り直したり、茎の先を7cmぐらい切って土に埋めて挿してもよいです。挿す時は5号鉢にバーミキュライト、パーライト、ピートモスの混合に、5本ぐらいを目安にそのまま挿してもよいです。木立ち性は春の植え替えの時に元の方を3分の1から4分の1ぐらい残して切り戻すとよいです。

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