花と観葉植物(葉っぱの岬)

コーカサスキリンソウ

学名:Sedum spurium
別名:セダム・スプリウム
科・属名:ベンケイソウ科・キリンソウ属
原産地:コーカサス
分類:常緑〜落葉多年草(多肉植物)
寒さ:強い
暑さ:強い
草丈:10cm〜20cm
増やし方:挿し木
用途:鉢植え、庭植え、グランドカバー、ロックガーデンなど
通販:楽天市場にあり

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コーカサスキリンソウ

コーカサスキリンソウのアップ

コーサス地方原産の多肉植物です。セダム属に分類される事がありますが、正式にはキリンソウ属になります。種類がいくつかあり、葉が緑色のもの、斑入りのもの、葉が黒っぽい色をした種類などがあります。写真は斑入りで葉がピンクがかった種類です。乾燥にとても強いので、海外の乾燥した所ではグランドカバーによく利用されているようで、夏にはピンクや赤の花が咲き観賞されているようです。日本では屋上緑化などの素材として利用される事があります。秋になると葉が紅葉して美しくなります。紅葉はしませんが、落葉せずに越冬する常緑性もあります。

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作業カレンダー(冬型の育て方)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 日向(鉢植えでは梅雨は雨よけ)
植え替え 植え替え 植え替え
挿し木 挿し木 挿し木
切り戻し 切り戻し 切り戻し
肥料 肥料 肥料
水やり 控えめ 表面が白く乾いて2、3日後(夏の過湿に注意) 控えめ

コーカサスキリンソウの育て方

置き場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。夏の高温多湿を嫌うので、鉢植えでは梅雨を軒下などに置いておくとよいです。寒さにはとても強く、戸外で越冬します。秋から冬は、よく日光に当ててある程度の寒さに当たると紅葉します。

水やり

過湿を嫌い、乾燥には強いです。生育期の春から秋まで、鉢植えでは鉢土の表面が白く乾いてから、さらに2、3日してからの水やりにします。冬はあまり生育しないので、月に2、3回ぐらいと控えめに与えます。庭植えでは、特に与えなくても大丈夫です。

植え替え

時期は春の3月から4月頃か秋の9月から10月中頃に植え替えるとよいです。できるだけ天気が続く日に行うとよいです。用土は水はけのよい土を好むので、市販されている多肉植物の培養土を使うと楽でよいです。もし自分で作る場合は、赤玉土(小粒)3、鹿沼土(小粒)3、腐葉土2、パーライト2などに植え替えます。明るい日陰に置いて、 水やりは3、4日ぐらいしてから与え、急に長い日には当てず、少しずつ日に当てる長さを伸ばすようにします。

肥料

肥料はあまり必要ありません。春の4月から5月頃、秋の9月から10月頃、月に1、2回、2000倍ぐらいに薄めた液体肥料などを与えればよいです。

増やし方

挿し木

挿し木で増やす事ができます。長さ5cmぐらいの挿し穂を用意して、土に挿す節の葉を取り、日陰で切り口を乾かします。乾いたら定植用の用土にそのまま挿せばよいです。水やりはすぐにせず、発根してから与えます。また、鉢や庭にさし穂を置くだけでも発根します。 時期は4月から5月頃、秋の9月から10月中頃の天気のよい日が続く時に行うとよいです。

寄せ植え

同じ多肉植物同士の寄せ植えにしてもよいと思います。購入した苗を使ってもよいですし、挿し木で容易につくので、他の種類と一緒に挿して寄せ植えにしてもよいと思います。

株元に寄せ植え

切り戻し

下葉が減って姿が乱れたり、長く伸び過ぎてしまったら、適度な長さに切り戻すとよいです。時期は新芽を吹く3月から4月頃に行うのがよいと思います。9月頃に伸び過ぎた茎も、適度な長さに切り戻してよいと思います。

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