花と観葉植物(葉っぱの岬)

観葉植物に生えるカビと予防

観葉植物の鉢植えの土に白いカビが発生する事があります。胞子はどこにでも浮遊しているのですが、室温20℃から30℃、湿度が65%以上、風通しが悪いとよく増えると言われています。鉢植えの用土がいつも湿った状態になると、土の表面がカビの住処になってしまう事があります。気温の高い時期に発生しやすいのですが、冬に暖房をつけた部屋は暖かいので、冬でも発生する事があります。

予防

水やり

湿った状態が続くと発生しやすいので、特に水を好む観葉植物でなければ、水切れさせないよう用土が白く乾いてから与えます。冬は寒さであまり水を吸わないので、控えめに与えるようにします。

場所

風通しがよく、日当たりを好む植物は株元にも日光が当たる所に置くようにします。湿った所を好むものや、日光に当てられない種類は、できるだけ風通しのよい所に置くようにします。生育期の春から秋なら、戸外の風通しのよい所に置くと発生しにくいです。

部屋の換気

湿度が上がるとカビが発生しやすくなるので、湿度計を部屋に置いておくとよいです。湿度が65%以上と高くなったら、換気扇を回したり、窓を開けたりして換気するとよいです。梅雨時期など湿度が高い日は、換気扇を回したり、窓を開けたりしても同じなので、除湿器を利用するしか方法がないです。

枯れ葉の除去

枯れ葉や株元に落ちた葉はカビの住処になりやすいので、できるだけ取り除くようにします。特に株元に葉が沢山あるものは、枯れるとカビが生えやすいで取り除いた方がよいです。

冬のビニール温室

ビニール温室内は湿度が高く、風通しも悪いのでカビがよく発生します。暖かい時間帯にチャックを開けて湿度を逃がすようにするとよいです。ビニール温室内に枯れ葉やカビ臭かったりしたら、部屋の換気も一緒に行った方がよいと思います。

生えてしまったら

生育期の春から秋ならば、戸外の風通しのよい所に置くとよいです。直射日光に当てられる植物は、株元にも直射日光を当てるようにします。カビは乾燥に弱いので、特に水を好む植物でなければ、水切れさせないよう用土が白く乾いてから与えるとよいです。それでも生えてくる場合や、土にカビの臭いがする場合は、スプーンなどで表面のカビの生えた土を取り除いて、新しい用土と入れ替えるとよいです。

カビが生えにくい観葉植物

いつも用土が湿った状態を嫌い、乾燥に強い多肉植物類なら水をあまり必要としないので、土にカビが発生する心配が少なくなります。多肉植物にはアロエや金のなる木などがありますが、中でもサボテンは乾燥に強く、水やりをあまりしなくても枯れる事はないです。逆に多肉植物類にカビが生えるぐら水やりをしたら、過湿で根腐れを起こして枯れてしまう事が多いです。他に多肉植物ではありませんが、ポニーテール(トックリラン)やユッカも乾燥に強く、いつも土が湿った状態を嫌います。

乾燥に強い観葉植物たち

カビはアレルゲン

ペットの皮屑(フケなど)やダニと同じように、カビはアレルゲンとして知られています。アレルギーは体の免疫機能が過剰になる病気で、鼻水とくしゃみが出たり、喘息やアレルギー性気管支肺アスペルギルス症では咳が出て息が苦しくなり、呼吸困難を伴う事があります。このような症状があれば、病院へ行って診察してもらわなければいけません。特にアレルギーの無い方は、あまり神経質にならなくても大丈夫です。

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