花と観葉植物(葉っぱの岬)

観葉植物の寄せ植え

観葉植物の寄せ植えは生け花のような感覚のインテリア性、鉢も自分好みにして自分好みに仕上げて楽しむ事ができます。また、増え過ぎた観葉植物を寄せ植えして、水やりなどの管理を楽にする利点もあります。

同じ水やり条件

寄せ植えする種類は同じ水やりで同じ環境を好む観葉植物同士を植えなければいけません。たとえば、水を好む観葉植物と乾燥を好む観葉植物を寄せ植えして、水を好む観葉植物のペースで水やりをすると、乾燥を好む観葉植物は根腐れして枯れてしまう事があります。たとえば、水を好むアジアンタムと乾燥を好むセダムの寄せ植えは不適切です。アジアンタムなら他に水を好む観葉植物は多いので、いろいろな種類を選べますが、セダムになると同じ多肉植物で乾燥を好むサボテン類が適しています。セダムはいろいろな種類があるので、同じ仲間で寄せ植えしている事が多いです。

同じ日当たり条件

日当たりも同じ場所を好む観葉植物同士を植えなければいけません。たとえば、日当たりを好む観葉植物と日陰を好む観葉植物との寄せ植えは好ましくありません。たとえば、直射日光を嫌うアジアンタムと直射日光を好むアカリファは適していません。日当たりを好む種類にも耐陰性のある種類があり、ヘデラは日向でも日陰でも育つのでよく寄せ植えに利用されています。

同じ耐寒性の条件

観葉植物の多くは熱帯の植物です。冬は外では育てられない種類がほとんどですので、冬は寒さに強い花との寄せ植えは一般的にはできません。また、観葉植物同士でも耐寒性の強いものと弱いものがあるので、耐寒性に弱い種類の温度に合わせて冬は管理します。

寄せ植えの例

写真はセダム同士の寄せ植えです。セダムは多肉植物で多湿に弱い観葉植物なので、同じセダム同士で寄せ植えする事が多いです。セダムの種類はとても多く、寄せ植えにとても人気があります。写真の左側のセダムの寄せ植えは購入したもので、さすがプロが寄せ植えしたものでセンスがよいですが、右のは自分が寄せ植えしたもので何か不恰好で、万年草?もボサボサで切り戻さないといけないです。

セダムの寄せ植え
写真はアジアンタムとプテリスの寄せ植えです。アジアンタムとプテリスは直射日光を嫌い、水切れを嫌い、多湿を好むシダの仲間なので、これらの組み合わせは最適です。シダ類は大体似た環境を好むので、タマシダなども一緒に植えてもよいと思います。

アジアンタムとプテリスの寄せ植え

アジアンタムとプテリス(2)

寄せ植えの失敗例

写真はポトス、オリヅルラン、グリーンネックレスなどの寄せ植えです。この中でグリーンネックレスは多肉植物で多湿を嫌うので、水を好むポトスやオリヅルランなどとは不適合です。グリーンネックレスを前に育てた時は、ある程度の多湿に強いと勘違いしていて、ポトスやオリヅルランなどと寄せ植えしてしまいましたが、やはり多肉植物は多湿には弱く、その後腐ってしまいました。やはり同じような環境で育つものを寄せ植えしましょう。

オリヅルラン、グリーンネックレスなど

寄せ植え用土の工夫

寄せ植えする場合は同じ水やりの条件の種類が適していますが、アクセントとして植えつける場所だけその観葉植物に合った用土を使って植えつける方法もあります。ただし、用土の種類が一部異なるので、水やりがやや難しくなります。

寄せ植えの種類選び

観葉植物を寄せ植えしようと思っても、植物の各性質を知らなければ、どれとどれを一緒に植えてよいのかわかりません。うちのホームページに観葉植物の種類別一覧というページに日当たり条件、水やり条件、耐寒性、耐陰性が一覧で書かれているので、似た条件で育つものを寄せ植えすればよいと思います。よかったら参考にしてください。

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