シンビジュームの育て方冬から春に購入した開花株の管理室内のなるべく日光の当たる明るい窓辺などに置きます。比較的寒さには強いのですが、冬に貰ったり購入したものは温室育ちなので、極端に冷え込むような寒い所は避けます。夜間の温度は10度〜15度ぐらい、昼間の温度が23度以下を保てるような所に置くのが理想的です。冬の夜間10度〜15度を保てない部屋では、寒さに急に当てるのは避けて、徐々に最低温度5度〜10度ぐらいの所に慣らせていきます。逆に高い温度は花もちが悪くなるので、昼間25度以上、夜間20度以上と温度の高い場所には置かないようにします。水やりは植え込み材料が乾いたら与えます。開花中の水切れは注意しますが、真冬の水の与え過ぎにも注意してください。肥料は開花中は与えません。置き場ソメイヨシノが咲く頃までは、室内のできるだけ直射日光の当たる場所に置きます。ソメイヨシノが散ったら、戸外の日光のよく当たる風通しのよい所に置きます。5月から10月までは遮光ネットで30%〜50%ぐらい遮光して育てます。薄霜が降りるようになれば室内のできるだけ日当たりのよい場所に置きます。つぼみや花が咲いている時期に2度以下の低温、25度以上の高温にさらされると花やつぼみに害がでるので注意します。冬の室内での理想的な気温は夜間5度〜10度ぐらい、昼間は23度以下の所が理想的です。開花時期の違い12月になって花芽が出たら、その後は、最低温度が10度ぐらいで1月から2月頃の開花、最低温度が7度ぐらいで3月頃の開花、最低温度が4度ぐらいだと4月から5月頃の開花になります。水やり生育期の春から秋は植え込み材料の表面が乾けば与えます。夏はよく乾くので毎日の水やりになります。冬はやや控えめに、乾いた翌日に与えるぐらいにします。蕾が見えてから開花したものは水切れさせないよう、表面が乾いたら与えます。冬の水の与えすぎは根腐れする事があるので注意してください。肥料比較的、肥料を好みます。4月〜7月頃まで骨粉入りの固形油粕などを置き肥をして、5月頃の新芽が出る時期から10月頃まで週に1回ぐらい液体肥料を与えます。植え替え
株分け植え替え時大きくなり過ぎた株は株分けをして増やす事ができます。株分けは3バルブ以上で一株とするように株分けをします。時期は4月の早い時期に行います。方法はバルブをできるだけ避けて包丁などで丁寧に切り分けます。切り分けた際、葉の出ていない枯れたバルブは取り除きます。枯れていないバルブは養分になるので取り除きません。株分け後は1週間ぐらい半日陰で管理します。下は根詰まりで花芽が出ないので株分けしたものです。2つに分けようと思ったのですが、思ったより大きいかったので4つに分けて2つは人にあげました。
芽かき春の芽かき
秋の芽かき10月から11月頃は花芽を残して、他の葉芽は全て取り除きます。そうする事でよい花を咲かせるようにします。花芽と葉芽はとても似ているので、分からない場合は葉の先が分かれて葉芽だと見分けが付いてから取り除きます。葉の先が分かれていない時に見分けるには、花芽は厚く丸っこい事、葉芽は薄い事で見分けられます。支柱立て
花茎切り花持ちがよく、いつまでも花茎をつけておくと、株の栄養が花に奪われ、来年の花の開花に影響してくる事があります。花茎を切るタイミングは、 12月から2月頃に開花しているものは7割ぐらい枯れてから、3月から4月頃に開花しているものは3割ぐらい枯れてから切花に、その後の5月頃に開花しているものは8分咲きぐらいで切花に利用します。切り花は5度ぐらいの低温で管理すれば1ヶ月ぐらい持ちます。病害虫花にアブラムシが発生することがあります。スミチオンなどを散布して駆除します。 |
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