学名:Eremophila glabra
科・属名:ゴマノハグサ科・エレモフィラ属
原産地:オーストラリア
分類:常緑低木
寒さ:やや弱い
暑さ:やや弱い
樹高:1m〜2.5m
花径:約 1cm
花長:2cm〜3cm
花色:橙色、黄色、赤
場所:日向(夏は半日蔭)、冬は室内へ
増やし方:挿し木
用途:鉢植え
花言葉:瞳の佳人
エレモフィラ・グラブラはオーストラリア原産の花木です。花は細長く色は橙色、赤、黄色があります。葉は短い毛で覆われて銀色のように見えます。種類によっては毛が短く葉が緑に近いのもあります。エレモフィラの仲間は200種類以上があり、中でも
エレモフィラ・ニベアは人気が高いです。他にもあまり流通はしていないと思いますが、葉が松のように細くピンク色などの花を咲かせるアビエティナ(Eremophila abietina)などもあります。エレモフィラの仲間は寒さにやや弱く、日本の高温多湿を嫌うものが多いです。
エレモフィラ・グラブラの育て方
場所
日当たりのよい場所で育てます。暑さは嫌うので、夏は強い日差しを避けた風通しの良い半日蔭で育てます。雨に当たると葉が汚れるので、梅雨の長雨などには当てないようにします。冬の寒さには比較的強く、暖地では霜の当たらない日当たりのよい軒下などに、凍りそうな日だけ室内に入れるとよいです。
水やり
過湿を嫌うので、年間を通じて鉢土の表面が乾けば与えればよいです。乾燥には比較的強いです。
植え付け
春に苗が売られている事があるので、入手したら植え付けます。用土は水はけのよい用土を好むので、花の培養土にパーライトを3割ぐらい混ぜたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)5、ピートモス(酸度調整済み)2、パーライト3などを利用するとよいです。
植え替え
2年に1回を目安に、鉢底から根が出て根詰まりしているようなら植え替えます。根鉢を壊されるのを嫌うので、あまり壊さないよう植え替えます。時期は春の3月から5月頃、秋になって涼しくなる9月中旬から10月頃に行います。用土は植え付けと同じです。
肥料
春の3月から6月頃、秋の9月から10月頃に暖効性の化成肥料を置き肥するぐらいです。
剪定
強い剪定を嫌い、剪定後の新芽の出も遅いです。伸び過ぎて邪魔な枝があれば、花後の6月頃に切り戻します。
挿し木での増やし方
春の5月頃、秋の9月中旬から10月頃に挿し木で増やす事ができます。方法は2〜3節ほどの挿し穂を用意して、一番下の葉を取って、あれば発根促進剤を切り口につけます。葉の取った節を水はけのよい用土、例えばパーライト7、ピートモス3などに埋めて挿します。発根にはやや時間がかかります。その他は
挿し木のページを参考にしてください。