学名:Deutzia
科・属名:アジサイ科・ウツギ属
原産地:ヒマラヤ〜中央アジア
分類:多くは落葉低木、一部常緑樹(亜熱帯種)
寒さ:強い
暑さ:強い
樹高:1m〜2m
花径:約 1cm
花色:白、ピンク
場所:日向〜半日蔭
増やし方:挿し木
花芽分化:7月中頃〜
用途:庭木、鉢植え
花言葉:秘密、古風、風情
通販店:楽天市場にあり
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作業カレンダー(暖地基準) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||
開花時期 | 開花 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
場所 | 日向〜半日蔭(夏の西日は避ける) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
植え付け | 植え付け | 植え付け | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
挿し木 | 挿し木 | 挿し木 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
剪定 | 不要枝 | 花後 | 不要枝 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
肥料 | 肥料 |
日本で見られる主なウツギ
主に山の縁や川沿いに分布していますが、岩場などに自生しているのもあります。ウツギ(D.crenata)
日本の北海道から九州に分布して5月頃から咲きます。花は白色の一重ですが、八重咲きのシロバナヤエウツギ、八重で桃色の花を咲かせるサラサウツギがあります。花は下向きで似た花を咲かせる同じ仲間と比べると、葉色が濃くあまり葉脈は目立ちません。枝、葉、萼、実には星状毛が密集して、葉を触るとザラザラしています。ヒメウツギ(D.gracilis)
日本の関東以西に分布して暖地では4月下旬頃から咲きます。樹高が1m〜1、5mとウツギの仲間では低く、庭では木の下に植えられたり、鉢植えにして楽しまれる事もあります。開花は暖地では4月下旬頃から咲かせます。葉色はやや薄く先が尖っています。星状毛は葉裏や枝にはないです。マルバウツギ(D. scabra)
日本の関東以西に分布して、葉が丸いのでこのような名前になっています。開花時期は5月頃からで、咲き方はウツギのように半開きではなく、完全に開いて咲きます。また花のすぐ下にある葉には葉柄がなく茎を抱いているようについています。ウラジロウツギ(D.maximowicziana)
日本の関東以西に分布して、葉裏が白いのでこのような名前になっています。葉裏には星状毛が特に多いので、白くなって見えます。花は5月頃から咲かせ、雄しべが黄色くないので真っ白な花に見えます。葉の形はスリムで先端が尖っています。その他
その他にオオシマウツギ(D.naseana)という奄美大島周辺に自生しているもの、ウメウツギ(D.uniflora)という本州中部の岩場などに生える花びらがウメのようなものなど、全部で12種類が分布しています。ウツギの仲間の育て方
庭に植えて育てる
植え付け
時期は落葉期の11月から3月頃が適期になります。西日を避けた日当たりのよい所から午前中の日光が当たる半日蔭に植えられます。多少の日陰には耐えますが、花の咲く4月下旬から6月上旬はできるだけ日が当たる所の方がよく花が咲きます。元肥に牛糞などを、水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜ込んで植えます。その他は花木の植え付け方を参考にしてください。庭の管理
日本の山に自生している丈夫な樹木なので手入れはあまり要らないです。水やりは植え付け後しばらく乾かし過ぎないように注意しますが、その後に根付けば必要ないです。肥料は1月から2月頃に緩効性の化成肥料や骨粉入りの固形油粕などを蒔いておくとよいです。ヒメウツギの鉢植え
あまり大きく育たないので鉢植えにも向いています。用土は樹木に適した標準的な土、例えば赤玉土(小粒)7、腐葉土3などでよいです。時期は真夏を避ければいつでも行えます。鉢の管理
日当たりのよい所で育てますが、夏は強い日差しを避けた半日蔭に置くとよいです。水やりは鉢土の表面が乾けば与え、肥料は2月頃と6月頃に緩効性の化成肥料などを置き肥しておくとよいです。植え替え
2年に1回を目安に植え替えをします。時期は2月中旬から3月頃の新芽を吹く頃がよいと思います。根鉢の周りを3分の1ぐらい壊して、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えるごとに鉢が大きくなってしまうので、挿し木をして苗から作り直す方法もあります。病気や害虫
あまり発生しませんが、葉に白いカビが生えるうどん粉病が発生する事があります。対応した園芸用の殺菌剤が売られているので、見つけたら散布しておきます。枝が伸びすぎたら剪定を
花芽が7月中旬頃から作られるので、それ以降に短く切ると翌年花が少なくなるので避けます。本格的に剪定するのは花が咲いた後が適期なので、乱れた枝や伸び過ぎた枝があれば適度な長さに切ります。落葉期は花芽を持っているので全体的に切るのを避け、不要な枝や古くなった枝を株元から切るぐらいにします。挿し木で増やせます
3月頃は前年枝を挿し穂に利用し、6月頃は新芽を利用して挿し木が行えます。3、4節の挿し穂を用意して、一番下の節が用土に埋まるように挿します。用土は赤玉土(小粒)7、ピートモス3などを混ぜて利用するとよいです。明るい日陰に置いて、土を乾かさないように水やりします。その他は挿し木のページを参考にしてください。ヒメウツギの挿し木 |
挿し穂 |
挿し木 |