別名:アノマテカ
学名:Lapeirousia laxa
科・属名:アヤメ科・ラペイルージア属
原産地:南アフリカ
分類:球根植物
寒さ:やや弱い
暑さ:葉が枯れて休眠する
草丈:20cm〜30cm
花径:約 3cm
花色:桃色、白
種まき:秋まき
増やし方:分球
用途:花壇、鉢植え、切り花
場所:日当たりを好む
花言葉:歓喜、青春の喜び、誠実
ヒメヒオウギ(桃色)
6月上旬、自宅の鉢
ヒメヒオウギ(白)
6月上旬、自宅の鉢
ヒメヒオウギ2
5月下旬、自宅の庭
ヒメヒオウギの全体
5月中旬、自宅の鉢
アノマテカの仲間は6種ほどがあり、日本ではアノマテカというと通常はこのヒメヒオウギ(アノマテカ・ラクサ)の事を言います。
フリージアの仲間の球根草で、小さな可愛らしい花を咲かせます。寒さにあまり強くないので、鉢植えで育てた方がよいですが、暖地では庭植えもできます。
ヒメヒオウギの育て方
場所
日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。寒さにはやや弱いので、鉢植えでは霜の当たらない軒下などに置いて、凍りそうな日は室内へ入れるとよいです。暖地では庭植えが可能で、霜が当たらないようワラなどで霜よけした方がよいです。
植え付け
球根は秋の9月下旬から11月頃まで植え付ける事ができます。球根は小さく4号鉢に5球ぐらいを目安に植え付けます。覆土は球根が隠れるぐらい軽く覆土して植え付けます。鉢植えの用土は赤玉土5、腐葉土3、パーライト1ぐらいの水はけのよい用土に植え付けます。暖地では庭植えも可能で、元肥に堆肥などを、水はけが悪いようなら腐葉土などを混ぜ込んで2cmほど軽く覆土して植えつけます。霜が降りる季節になればワラなどを敷いて霜よけします。
水やり
鉢土の表面が白く乾いたら与えます。多湿を嫌うので水の与え過ぎには注意してください。庭ではあまり雨が降らず乾くようなら与えます。
肥料
肥料は普通でかまいません。鉢植えでは緩効性の化成肥料や液体肥料などを、花壇では骨粉入りの固形油粕などを春と秋に与えます。その他は
肥料の使い方を参考にしてください。
花茎切り
花が咲き終わった花茎は切り取ります。種ができるので、種を取りたい時は残しておきます。
増やし方
分球
自然に分球して増えます。
種まき
種まきで増やす事ができます。時期は秋の9月下旬から10月頃に行います。方法は水はけのよい用土にポット蒔きするとよいと思います。冬の寒さを嫌うので、冬は霜の当てない日当たりのよい軒下などに、凍りそうな日は室内に入れるとよいです。種を蒔いた翌年には開花する大きさの球根に育ちます。
球根の堀上げ
葉が枯れてしまう6月中旬から7月中頃に掘り上げて、茎を切り取って日陰で乾かし、室内の涼しい場所に保管します。鉢植えは掘り上げずにそのまま乾燥させ、夏を涼しい日陰で越させて秋に植え替えてもかまいません。