別名:イヌサフラン(犬サフラン)
学名:Colchicum autumnale
科・属名:イヌサフラン科・コルチカム属
原産地:ヨーロッパ、北アフリカ原産
分類:球根植物
寒さ:強い
暑さ:休眠する
草丈:10cm〜15cm
花径:4cm〜6cm
花色:紫色、ピンク、白
場所:日向を好む
増やし方:分球
用途:花壇、鉢植え
花言葉:華美
10月下旬、自宅の庭
10月下旬、自宅の庭
ザ・ジャイアント
10月下旬、公園
沢山のザ・ジャイアント
10月下旬、公園
コルチカムはヨーロッパ、北アフリカ原産の球根植物で60種ほどがあると言われています。9月に植えると翌月の10月には花を咲かせるという早さで、鉢植えにしても庭にしても育てやすいです。養分を蓄えた球根はそのまま窓辺に置おくだけでも花を咲かせます。花色は紫色からピンク色をしたものが多いですが、白色をしたものもあります。草丈は13cm前後と低くキノコのように地面からニョキと花茎を伸ばして花を咲かせます。よく似たサフランという赤い雌しべが食用になるものがありますが、こちらにはなく毒があるので食べられず、別名イヌサフランとも呼ばれています。
コルチカムの育て方
植え付け
秋咲きの品種は植え付けてから1ヶ月ぐらいで開花するので、9月のうちに植えつけます。鉢植えでは5、6号鉢に1球を目安に深さ5cmぐらい、用土は赤玉土5、腐葉土3、パーライト2などの水はけのよい用土に植え付けます。庭では水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に牛糞などを混ぜ込んでおきます。間隔は15cmぐらいに、深さは10cmぐらい土を被せるとよいです。
植えずに咲く
土に植えて育てるのが一般的ですが、秋咲きの品種は明るい窓辺などに置いておくだけで、根も葉もない状態で花芽を伸ばし開花する事で知られています。花が終わったら来年も咲くよう、すぐに土に植えて肥料も与え球根を太らせます。
場所
日当たりのよい所を好みます。寒さには強く特に防寒せずに越冬します。夏は暑さで葉が枯れて休眠するので、鉢植えは雨の当たらない日陰に置いておくとよいです。
水やり
鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。庭植えは通常は必要ありませんが、雨が降らず乾燥が続くようなら与えるぐらいでかまいません。春を過ぎると葉が枯れてくるので、水やりを徐々に控えて葉が枯れたら水やりを中止します。
肥料
比較的好みます。緩効性の化成肥料を利用するとよいです。植え付け時の元肥として9月から10月頃、春の2月から3月頃に与えるとよいです。春は球根を太らせるために液体肥料を利用してもよいです。その他は
肥料の使い方を参考にしてください。
植え替え
特に毎年掘り上げる必要はないです。鉢植えでは葉が枯れたら水やりを止めて、雨の当たらない日陰に置いて休眠させ、9月になったら植え替えるとよいです。花壇では2、3年して株が込み入ってきたら、9月頃に分球を兼ねて植えなおすとよいです。
球根の堀上げ
特に毎回掘り上げる必要はありませんが、春を過ぎて葉が枯れたら掘り上げて、涼しい日陰で乾燥保存して秋に植え付ける事もできます。