学名:Iris reticulata
科・属名:アヤメ科・アヤメ属
原産地:コーカサス
分類:球根植物
寒さ:強い
暑さ:葉が枯れて休眠する
草丈:約 10cm
花径:3cm〜6cm
花色:青、紫、黄色
掘り上げ:花後に葉が黄色く枯れたら
増やし方:分球
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え
花言葉:使命、伝令(ダッチアイリス)
ミニアイリス
3月中旬、自宅の鉢植え
ミニアイリスの全体(5号鉢)
3月中旬、自宅の鉢植え
ミニアイリス2
3月上旬、自宅の庭
上から見たミニアイリス
3月上旬、自宅の庭
ミニアイリスは名前のように、ダッチアイリスを全体的に小さくしたような姿をしていています。草丈はわずか10cmぐらいにしかならなず、花の大きさも上から見ると5cmぐらいと小さく可愛らしい姿をしています。秋植の球根植物で、花の咲く時期は2月中旬から3月中旬頃で、ダッチアイリスに比べると開花時期がかなり早いです。育てやすい植物でもあって、うちは庭では数年ぐらい植えたままで、少しずつ球根が増えて花の数を増やしています。もうそろそろ、植え替えをしようと思っています。
ミニアイリスの育て方
植え付け
時期は10月から11月頃まで行えます。鉢植えでは4.5号鉢に5球を目安に、球根1個分ぐらいの深さに植え付けます。鉢植えの用土は普通の花の培養土や自分で作る場合は赤玉土6、腐葉土4ぐらいと普通でかまいません。庭植えの場合は酸性土を嫌うので苦土石灰で中和させて、水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に堆肥などを混ぜ込んで、覆土は球根3個分ぐらいの深さ、植付け間隔は5cmぐらいに植え付けます。
植え付け2ヶ月程(2月上旬) |
場所
日当たりのよい所を好むので、日当たりのよい所で育てます。6月頃になったら葉が枯れて休眠します。
水やり
植え付け後はたっぷりと与え、鉢植えの場合は土が乾けば与えます。冬も水を切らさないように注意してください。庭植えの場合は特に必要ありませんが、あまり雨が降らず乾燥が続くようなら与えるぐらいでかまいません。6月頃になると葉が枯れて休眠するので、休眠中の水やりは必要ありません。
肥料
秋の植え付け時期と春の3月頃に、鉢植えでは緩効性の化成肥料などを、花壇では骨粉入りの固形油粕などを蒔いておきます。花後のお礼肥に鉢植えでは液体肥料を、花壇では即効性の化成肥料などを追肥して球根を太らせます。その他は
肥料の使い方を参考にしてください。
花がら摘み
花が終わったら、花茎を切り取ります。いつまでもつけておくと、球根の成長を妨げます。
植え替え
特に毎年掘り上げる必要はありません。鉢植えでは6月頃になったら葉が枯れるので、葉が枯れたら雨の当たらない日陰で水を切って夏を越させ、秋の10月から11月になったら植え替えます。花壇では3年を目安に掘りあげて、連作を嫌うので別の場所に植えなおします。
球根の堀上げ
6月頃に葉が枯れたら掘り上げて、日陰で乾燥させて涼しい場所で保管する事もできます。