花と観葉植物(葉っぱの岬)

ムルチコーレ

別名:クリサンセマム・ムルチコーレ
学名:Coleostephus myconis(Chrysanthemum multicaule)
科・属名:キク科・コレオステフス属
原産地:アルジェリア
分類:一年草
寒さ:やや弱い
暑さ:暑さで枯れる
草丈:15cm〜25cm
花径:約 2cm
花色:黄色
種まき:秋まき
発芽温度(15℃〜20℃)
箱まき、ポットまき
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え
花言葉:誠実
通販店:楽天市場にあり

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ムルチコーレ

ムルチコーレ

ムルチコーレと蝶

ムルチコーレ

ムルチコーレは春に黄色い花を咲かせる一年草の草花です。アルジェリアの乾燥した日当たりが良い所に自生して、葉はやや厚く乾燥から守られているようです。花は春の3月から5月中旬頃まで次々と咲かせ、園芸草花としてよく植えられます。草丈は低く、茎が分岐して横に広がり沢山の花を咲かせます。以前はクリサンセマム属として分けられるのが一般的でしたが、今はコレオステフス属として分けられる事が多いです。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(霜よけ) 日向 日向 日向(霜よけ)
種まき 種まき 仮植 定植
植え付け 植え付け 植え付け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 表面が乾けば与える 表面が乾けば与える

ムルチコーレの育て方

寒さ、過湿を嫌う植物

秋に種が蒔かれたり、売られている苗を植えて育てられます。寒さにやや弱く暖地では庭植えして霜よけすると越冬しますが、寒い地域は無理なので鉢植えにして室内で越冬させられます。やや過湿を嫌いますが、暖地では日当たりと霜に気をつければ育てやすい草花です。早ければ春の3月頃から花が咲きはじめ、5月中旬頃まで次々と咲き続きます。夏が近づいて暑くなると枯れる一年草植物です。

苗の植え付け

秋に苗が売られている事があるので入手したら植え付けます。やや寒さに弱いので、庭植えは暖地が適しています。氷点下の日が続く寒い地域での庭植えは不向きなので、鉢植えにして寒い日が続く期間は室内の日当たりの良い所で越させた方がよいです。植える時に根鉢が壊れるのを嫌うので、出来るだけ壊さないように植えた方が良いです。

庭植え

寒さにやや弱いですが、暖地なら庭植えする事ができます。日当たりの良い所に完熟牛糞などの堆肥を、水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜて耕します。間隔は20cmから30cmぐらいあけて植え付けます。寒さにやや弱いので霜よけしておきます。
苗の植え付け(ムルチコーレ)

鉢植え

やや過湿を嫌うので、用土を作る場合は鹿沼土7、腐葉土3など、自分好みの水はけがよい土に植えるとよいです。横に広がった茎の先に花が咲くので、一株だけだと咲き始め中心に花が少ないので、ローボールやプランターに複数植えるとよいです。65cmプランターでは4株ぐらいが目安でよいと思います。

種まき

暖地での種まきは秋の9月下旬から10月頃に行えます。方法は箱まきして種が隠れるぐらいに覆土します。芽が出て葉が隣と引っいてきたら間引きします。本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして苗を育て、根が回ってきたら植え付けます。過湿を嫌いますが、種まきから苗の頃は乾かし過ぎない注意します。寒さにやや弱いので、植え付けは11月までに終らせるのが理想的です。
種まき(ムルチコーレ)
種まき
ポット苗(ムルチコーレ)
ポット苗

庭植えの管理

寒さにやや弱いので、冬は藁や不織布などを使って霜よけしておくとよいです。水やりは植え付け後根付くまで乾かし過ぎに注意しますが、乾燥には強いので根付けば自然の雨だけで水切れする事はないです。肥料は秋と春に緩効性の化成肥料などを蒔いておくとよいです。
開花し始めのムルチコーレ
開花し始め(3月下旬)

鉢植えの管理

置き場所

暖地では日当たりのよい霜を避けた軒下などに置くとよいです。寒さには強くないので、凍りそうな日は室内の日当たりの良い所に置きます。寒い地域では室内の日当たりの良い所に置きますが、高温を嫌うので暖房の効いた部屋は避けるようにします。

水やりと肥料

水やりは過湿を嫌うので鉢土が白く乾いてから与え、肥料は緩効性の化成肥料を置き肥したり、定期的に液体肥料を与えるとよいです。

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