花と観葉植物(葉っぱの岬)

ナノハナ

別名:アブラナ(油菜)、ナバナ(菜花)、ハナナ(花菜)
学名:Brassica
科・属名:アブラナ科・アブラナ属
分類:一年草
寒さ:強い
暑さ:暑さで枯れる
草丈:50cm〜80cm
花径:1cm〜2cm
花色:黄色
種まき:秋まき
発芽温度(15℃〜20℃)
直まき、ポットまき(移植を嫌う)
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え
花言葉:快活、財産
通販店:楽天市場にあり

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ナノハナ

ナノハナ

ナノハナ

ナノハナ

ナノハナは黄色の小花を沢山咲かせる春を代表する草花です。正式にナノハナという名前の植物はなく、アブラナ属の花の部分がこう呼ばれています。ナノハナという名前で種が売られているのは、日本のアブラナ(Brassica rapa L.)や西洋アブラナ(Brassica napus L.)の中で、花の観賞に向いた品種です。花芽と若い茎がお浸しに向い品種はナバナやハナナという名前で種が売られています。育てる目的に違いはありますが、育て方はほとんど同じです。アブラナとも呼ばれ種から油が絞り取れ、粕からは油粕という肥料ができます。田畑の緑肥として種が蒔かれ、開花後に農機ですき込まれる事もあります。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花 開花
収穫時期 収穫 収穫
場所 日向 日向
種まき 種まき
植え付け 苗の植え付け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 鉢土の表面が乾けば与える

よく似たアブラナ属の花

アブラナ科アブラナ属は黄色く似た花が多く、花の部分がナノハナと呼ばれます。お馴染みの野菜では白菜、水菜、チンゲンサイ、キャベツ、ブロッコリー、ターサイなどがあって収穫せずに放置すると似た花が咲きます。キャベツは丸く巻いた葉の中心から花茎が伸びてきます。これらの蕾もお浸しなどにして食べる事ができます。
白菜の花
白菜の花
水菜の花
水菜の花
キャベツの花茎
キャベツの花茎

ナノハナの育て方

種まき

暖地での種まきは9月から10月中頃が適期になります。早咲きの品種は9月上旬頃に種を蒔くと12月頃から花を咲かせる事ができます。発芽したものを移植して根を傷めるとよく育たないので、直まきされるのが一般的です。鉢植えや庭に沢山植えない場合は、ポットまきをして苗を作ってもよいです。 アブラナ科の植物は連作障害で生育が悪くなる事があるので、3年から5年ぐらい同じ場所で育てない方が良いです。

直まき

種を蒔く二週間ぐらい前になったら、日当たりの良い所に苦土石灰、完熟堆肥、元肥の化成肥料を混ぜ込んで耕しておきます。方法は点まきするとよいです。直径約4cm、深さ1cmぐらいの穴を小鉢の底などで作り、3、4粒ずつ種を置いて土を被せます。1本になるよう本葉が3、4枚になるまで間引きをします。菜の花は咲かせたいスペースに10cmから15cmの間隔に、野菜として食べるナバナは25cmぐらいの間隔に1条または2条植えにするとよいです。雨が降る前なら水やりの必要はないですが、降らない場合は水やりします。
点まき
点まき
ナノハナのばら蒔き
花を咲かせたいスペースを、桑で浅く1cm分ぐらいの土を取り除き、種をばら蒔いて軽く覆土するという簡単な方法です。種を蒔いたら水やりして、10cmから15cmの間隔になるよう、本葉が2、3枚になるまでに間引きします。
11月中旬
発芽(ナノハナ)
発芽
1月中旬
葉が5枚ぐらいのナノハナ
葉が5枚ぐらい
3月中旬
開花(ナノハナ)
開花

ポットまき

4、5粒ずつ、1cmぐらい土が被るように埋めます。芽が出たら元気なのを一つ残して間引きます。芽が出て3週間ぐらいしたら根鉢を壊さないように植え付けます。

庭の管理

水やりは発芽するまでは乾かさないようにします。本葉が出てある程度大きくなれば自然の雨だけで大丈夫です。追肥の量は控えめに、1ヵ月に1回を目安に、即効性の化成肥料をまいておくとよいです。

鉢植えの管理

水やりは鉢土の表面が白く乾けば与えればよいです。肥料は緩効性の化成肥料を置き肥するとよいです。葉色や生育が悪いようなら液体肥料を追肥するとよいです。

ナバナの収穫

トウが立ってきたら芯を止めて脇芽の数を増やします。脇芽の花茎が10cmぐらいの長さになったら収穫します。収穫せずに放置すると花が咲いてナノハナになります。
11月中旬
発芽(ナバナ)
発芽
2月下旬
蕾(ナバナ)
収穫(ナバナ)
収穫

種採り

花が咲き終わると種が出来ます。豆のサヤのような中に種が入っているので、茶色くなって熟したものを採って来年また蒔く事が出来ます。
ナノハナの実
ナノハナの実

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