学名:Tanacetum parthenium
科・属名:キク科・ヨモギギク属
原産地:南東ヨーロッパ〜コーカサス地方
分類:多年草または一年草
寒さ:強い
暑さ:弱い
草丈:20cm〜80cm
花径:1cm〜2、5cm
花色:白、黄色
種まき:秋まき
発芽温度(15℃〜20℃)
箱まき、ポットまき
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え、切り花、ハーブ(ハーブティー、防虫効果)
花言葉:忍耐、寛容
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作業カレンダー(暖地基準) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||
開花時期 | 開花 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
収穫時期 | 収穫 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
場所 | 日向 | 日向 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
種まき | 種まき | 仮植え | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
植え付け | 苗の植え付け | 苗の植え付け | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
肥料 | 肥料 | 肥料 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
鉢の水やり | 鉢土の表面が乾けば与える | 鉢土の表面が乾けば |
ハーブとしての利用
ハーブはフィーバーフューという英名で紹介されている事が多いです。一重咲きと葉が黄緑色のオーレイム(’aureum’)という品種は、パルテノライドという薬草の成分を多く含み、葉と茎を乾燥させてハーブティーとして利用されています。生の葉は人によって炎症を起こすので、口に入れない方が良いそうです。ハーブティーは頭痛に効果がある事で知られ、苦みがあるので美味しいハーブと混ぜるなど工夫した方がよいようです。薬草なので妊婦さんは避けるようにと言われています。防虫効果があると言われ、タンスなど衣服の虫よけに利用される事もあります。ナツシロギクの育て方
育てやすい草花です
種まきが容易でポット苗も売られている事があります。夏の高温多湿で枯れる事も珍しくないですが、一年草と割り切れば育てやすいです。花後に株元近くで切っておくと夏を超えて翌年も咲く事があります。苗の植え付け
種まきでポット苗を作ったり、苗が売られている事があります。水はけの良い砂質土壌を好み、入手したら15cm前後の間隔で植えるとよいです。庭植え
花壇では日当たりがよく水はけのよい所に完熟牛糞などの堆肥、化成肥料を控えめにまいて耕してから植えます。水はけが悪い場合は腐葉土を混ぜて耕すと効果があります。ポット苗の植え付け |
鉢植え
水はけのよい土を好むので、赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2などに植えるとよいです。花の培養土を利用する場合は保水性がよすぎるので、赤玉土(小粒)やパーライトを2割ぐらい足して水はけをよくしてもよいです。植え付け後の管理
庭植え
植え付け後しばらく乾かし過ぎないように水やりしますが、その後は自然の雨だけで大丈夫です。追肥は3月から6月にかけて1、2回、生育が悪いようなら化成肥料をまいておくとよいです。暖地では特に霜よけしなくても越冬します。鉢植え
日当たりがよい所で育ち、高温多湿は嫌います。梅雨時期は日当たりがよい軒下などに置くとよいです。水やりは過湿を嫌うので表面が白く乾いて与えればよいです。肥料は緩効性の化成肥料などを置き肥したり、定期的に液体肥料を与えればよいです。支柱立て
高性は強風で傾く事があるので、必要なら支柱で支えておくとよいです。農薬の散布
アブラムシが発生して生育が悪くなったり、ハダニから汁を吸われて葉が白くなることがあります。見つけたら各対応した殺虫剤を散布して駆除します。種採り
開花後に種を採っておいて、来シーズン蒔く事ができます。種まきからの苗作り
秋の9月中旬頃から10月頃に行えます。好光性なので覆土は必要なく、上から水を与えると種が埋まりやすいので、方法は平鉢に蒔いて受け皿に水を貯めて与えるとよいです。芽が出て隣と引っ付き合うようになったら、元気なのを残すように間引きします。本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして、少し大きくなったら薄めの液体肥料を与えます。過湿は嫌いますが、土が乾き過ぎると葉が黄色くなりやすいので注意してください。11月上旬 |
発芽 |
11月下旬 |
ポットへ仮植え |
2月上旬 |
定植前のポット苗 |