別名:シラー・ヒスパニカ、ツリガネズイセン(釣鐘水仙)
学名:Hyacinthoides hispanica
科・属名:キジカクシ科・シラー属
原産地:南ヨーロッパ
分類:球根植物
寒さ:強い
暑さ:葉が枯れて休眠する
草丈:20cm〜30cm
花径:約 2cm
花色:白、青、ピンクなど
増やし方:分球
場所:日当たりを好む。多少日陰でもOK。
用途:花壇、鉢植え、切り花
花言葉:抱強さ、多感な心、悲しい、哀れ、不変
シラー・カンパニュラータ
4月下旬、植物園
シラー・カンパニュラータの全体
4月下旬、植物園
シラー・カンパニュラータ(ピンク)
4月下旬、自宅の庭
シラー・カンパニュラータ(ピンク)の全体
4月下旬、自宅の庭
シラーの仲間は世界の温帯地域に80種類以上が分布しています。カンパニュラータはその中の一つで、ヨーロッパに生息しています。花の色は青色がポピュラーなようですが、桃花、白花もあります。下を向いた花が沢山咲くとても上品な感じです。育てるのは秋植えの球根草で、3年ぐらいは植えっぱなしでも花が咲くので育てやすいです。
シラー・カンパニュラータの育て方
植え付け
植え付けの時期は9月中旬から10月頃に行います。植え付け方法は、鉢に植える場合は6号鉢に3球を目安に球根1個分ぐらいの深さに、用土は赤玉土6、腐葉土4などに植え付けます。庭植えの場合は日当たりのよい所から午前中の日光があたる半日陰に、苦土石灰と堆肥などを混ぜ込んで、球根2個分ぐらいの深さに、間隔を5cm〜10cmぐらいあけて植え付けます。
場所
日当たりのよい所を好みますが、午前中の日光がよく当たるような半日蔭でも育ちます。ある程度の寒さに当たって花芽が付くので、早春に売られている開花株を除いて暖かい部屋に置かないようにします。7月には葉が枯れて休眠するので、鉢植えでは雨の当たらない軒下など涼しい日陰に置くとよいです。
水やり
秋から花後の葉が枯れるまで与えます。鉢植えでは鉢土の表面が白く乾けば与えます。花壇では通常は必要ありませんが、あまり雨が降らずに乾き過ぎるようなら与えるとよいです。
肥料
鉢植えでは芽が出てきたら緩効性の化成肥料を置き肥するとよいです。花壇では芽が出てきたら骨粉入りの固形油粕などを与えておきます。花後のお礼肥に液体肥料などを与えて球根を太らせるとよいです。その他は
肥料の使い方を参考にしてください。
花茎切り
花が終わったら花茎を切り取ります。
堀上げ又は鉢の植え替え
庭では3年ぐらい植えっぱなしでよいので、込み入ってきたら葉が枯れる6月下旬頃に掘り上げるとよいです。掘り上げたら日陰で乾燥させて保存しておいて秋に植え付けます。鉢植えは秋の植え付け時期に新しい用土で植え替えるとよいです。
増やし方
自然分球して増えます。種まきも行えますが、開花までに4年ぐらいかかります。