花と観葉植物(葉っぱの岬)

ストック

別名:アラセイトウ(紫羅欄花)
学名:Matthiola
科・属名:アブラナ科・マッティオラ属
原産地:南ヨーロッパ
分類:一年草
寒さ:強い〜やや弱い
暑さ:暑さで枯れる
草丈:30cm〜100cm
花径:2〜3cm
花色:白、紫、黄色、ピンクなど
種まき:8月中旬〜9月
発芽温度(20℃前後)
箱まき、直まき(直根)
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え、寄せ植え、切り花
花言葉:愛の絆、豊かな愛、永遠の恋、見つめる未来、平和、思いやり、永遠の美しさ豊かな愛、同情、幸福、豪華、愛の結合
通販店:楽天市場にあり

スポンサーリンク


ストック(紅色)
4月下旬、自宅の庭

ストック(白)
4月下旬、自宅の庭

ストック(薄いピンク)
3月下旬、植物園

ストックの全体
5月上旬、自宅の庭

ストックは南ヨーロッパの地中海沿岸が原産の一年草の草花です。日本へは江戸時代に渡って来たそうで、大正時代以降に切り花用としての栽培が始まったそうです。ブランチング系という分岐系統とノンブランチ系という1本立ちの系統に大きく分けられ、花色は白、紫、赤、ピンクなどがあり、草丈は1mぐらいになる高性と30cmぐらいの矮性もあります。種まきから育てると八重咲きと一重咲きが混じる性質があり、八重咲きは雄しべと雌しべが花弁化したものなので、種は一重咲きだけにできます。本来は寒さに当たってから花芽が出来る春の花なのですが、品種改良によって寒さに当たらずに開花する極早生の品種が多くあり、これを暖地で8月中旬頃に蒔くと11月中旬から12月頃には開花します。

スポンサーリンク

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花 開花
場所 日向 日向
種まき 種まき
植え付け 苗の植え付け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 鉢土の表面が乾けば与える

ストックの育て方

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。寒さにはあまり強くありませんが、暖地では特に霜除けせずに越冬します。

植え付け

秋に苗が売られていることがあるので、購入したら植え付けます。鉢植えの用土は花の培養土など普通でかまいません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などです。庭では水はけが悪いようなら腐葉土を、苦土石灰と元肥に堆肥などを混ぜ込んで、15cmぐらいの間隔で浅めに植え付けます。霜にはあまり強くないので、軽く霜よけしておくと安心です。

種まき

極早生の品種を8月中旬頃に種まきすると11月中旬から12月頃の開花、10月頃に種まきすると春の3月頃からの開花になります。早く種を蒔く場合は遮光ネットを使うなど強い日差しに気をつけるようにします。方法は箱まき直まきして種が見えないぐらい薄く覆土します。箱まきでは本葉が2,3枚の小さな頃になったら15cmぐらいの間隔で定植するか、ポットに仮植えして根が回ってきたら早めに定植します。その他、用土などは植え付けの項目を参考にしてください。
種まき後約1週間

10月上旬
早春頃

2月中旬
開花

3月下旬

八重咲きの見分け方

種まきすると八重と一重が混じる性質があります。見分ける事が出来れば区別して植えつける事が出来ます。八重咲きの特徴は以下になります。
○発芽が早い。
○子葉が長く面積が大きく、薄緑色をしている。
○苗全体が大きく、本葉の先端が細長く尖り、8枚ぐらいになった時に葉の縁に波が入る。

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。花壇では直まきして芽が出てしばらくは乾かさないように注意しますが、その後はあまり雨が降らないようなら与えればよいです。

肥料

鉢植えでは定期的に緩効性の化成肥料や液体肥料を与えます。花壇では元肥に牛糞などを、追肥に即効性の化成肥料などを秋から冬に2回ぐらい、春に1回ぐらい葉色が悪いかなど生育を見ながら与えるとよいです。

摘心

分岐系では本葉が8枚ぐらいになったら先を摘心して分岐を増やすとよいです。スプレー系の品種は頂点に蕾が確認できてから行うとよいです。1本立ちの系統は行わないようにします。

病気や害虫

アブラムシが発生する事があるので、見つけたら殺虫剤で駆除します。予防にオルトラン粒剤などを散布しておいてもよいです。

スポンサーリンク

▲ページトップに戻る