花と観葉植物(葉っぱの岬)

チューベローズ

別名:ゲッカコウ(月下香)
学名:Polianthes tuberosa
科・属名:キジカクシ科・ゲッカコウ属
原産地:メキシコ
分類:球根植物
寒さ:やや弱い
暑さ:強い
草丈:70cm〜100cm
花径:約 3cm
花序:約 30cm〜40cm
花色:
増やし方:分球
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え、切り花
花言葉:危険な楽しみ、危険な関係、火遊び

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チューベローズ
9月上旬、自宅の鉢植え

チューベローズの花序
9月上旬、自宅の鉢植え

チューベローズの全体
9月上旬、自宅の鉢植え

チューベローズの蕾
8月中旬、自宅の鉢植え

チューベローズは甘くよい香りがする白い花を咲かせます。よい香りがする事から香水の原料にも使われています。長い花序に咲く花は下から上に順番へと半開きのような花が咲いてゆきます。別名に月下香という名前があるように、夜になると香りが強くなります。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 雨よけ(0度以上) 日向
植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
肥料 肥料
鉢の水やり 断水 表面が乾けば 毎日 表面が乾けば

チューベローズの育て方

場所

日当たりを好むので、できるだけ長い間直射日光に当てて育てます。日光不足では花が咲き難いので注意してください。

植え付け

高温を必要とするので、植えつける時期は4月から5月頃に植えつけるとよいと思います。用土は花の培養土や自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などに植えつけるとよいです。鉢植えでは7号鉢に3球を目安に深さ5cmぐらいに植えつけます。肥料を好むので、植え付けの際はマグァンプK(中粒)などの元肥を混ぜ込んで植えつけるとよいです。球根の生育には高温を必要とするので、プラ鉢に植えつけるとよいと思います。

球根の植え付け

水やり

やや乾燥を嫌います。鉢土の表面が乾いてきたら与えますが、夏の日差しの下では毎日の水やりになります。秋を過ぎて葉が枯れたら水を切って鉢のまま休眠させるか、寒地では球根を掘り上げて凍らないように保存します。

肥料

肥料を好むので、植え付けの際にマグァンプK(中粒)などの元肥を混ぜ込んで植えつるとよいです。元肥を利用していない場合は、定期的に緩効性の化成肥料をばらまきます。その後は芽が出て葉が枯れるまでの間、定期的に液体肥料を追肥します。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

支柱

花茎が長く伸びて花の重みで傾く事があるので、傾かないよう支柱で支えるとよいです。

花がら摘み

花は花序の下から咲いてゆきます。痛んだ花は早めに摘み取ります。花が全て終わったら花茎を根元から切り取ります。

球根の堀上げ

暖地では堀上げる必要はなく、葉が枯れたら春まで雨の当たらない所で水を切って休眠させます。寒地では掘り上げて凍らないような所で保存します。

植え替え

球根を掘り上げなかった場合、春の4月から5月頃に植え替えます。用土は花の培養土や自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などに元肥を混ぜて植えつけるとよいです。毎年花を咲かせるには高温処理などが必要で難しいので、また花を咲かせたい場合は球根を購入した方がよいようです。

高温処理をやってみた

40℃程のビニールトンネルの中に、裸の球根、ビニール袋に入れた球根、植え付けた鉢植えを20日ほど入れて、球根をプランターに植えつけたみました。しかし、秋になっても葉が茂るだけで、開花せずに失敗してしまいました。そのまま忘れて放置していると、翌年2本だけ開花しました。
高温処理をやってみた

5月中旬

9月中旬

翌年の8月下旬

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