花と観葉植物(葉っぱの岬)

ライラック

別名:リラ、ムラサキハシドイ(紫端集)
学名:Syringa vulgaris
科・属名:モクセイ科・ハシドイ属
原産地:コーサス、アフガニスタン
分類:落葉小高木
寒さ:強い
暑さ:やや弱い
樹高:3m〜6m
花径:0.5cm〜1.5cm
花序:10cm〜20cm
花色:ピンク、白、紫、青
場所:日向(夏の西には避ける)
増やし方:挿し木、接ぎ木
花芽分化:7月頃〜
用途:庭木、シンボルツリー、鉢植え(姫ライラック)、切り花
花言葉:愛の芽生え、愛の最初の感情、若き日の思い出、愛の始まり
通販店:楽天市場にあり

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ライラック
4月下旬、植物園

ライラックの全体
4月下旬、植物園

ライラックの葉と花
4月下旬、植物園

ライラック2
4月下旬、植物園

ライラックは春の4月から5月頃に、長さの15cmぐらいの花序に小さな花を沢山つける落葉性の樹木です。モクセイ科の植物で芳香のある花を咲かせ、木の近くではよい香りが漂っています。暑さに弱く関東以北でよく育つ植物なので、北の方によく植えられていますが、耐暑性のある改良品種も出回っています。下のは大分市の植物園に植えられていました。花色は白、ピンク、紫などがあり、八重咲き、姫ライラックという小型の品種もあります。名前は英名でライラック、フランス語でリラと呼ばれています。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(夏の西日は避ける)
植え付け 植え付け 植え付け
接ぎ木 接ぎ木
剪定 不要枝 不要枝
肥料 肥料 肥料

ライラックの育て方

苗の植え付け

関東以北の涼しい所が植え付け地域に適していますが、暖地では耐暑性のある改良品種が売られているので、そのような品種を植えつけるとよいです。姫ライラックは暑さに比較的強く育てやすい品種になります。植え付けの時期は落葉期の11月から3月頃になります。

庭木

夏の西日避けた日当たと風通しがよい所に植え付けます。植え付け穴は苗の二回りぐらいの大きさ、深さ3倍ぐらいで、掘り上げた土に水はけがよくなるように腐葉土を、元肥に堆肥、強い酸性土壌にならないよう苦土石灰を混ぜて、やや高めに植えつけるようにします。植えつけ後はたっぷりと水を与え、強風で倒れないよう支柱で支えておくとよいです。

鉢植え

姫ライラックは鉢植えにして育てる事ができます。用土は過湿を嫌うので水はけによい用土に、例えば赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などに植えつけるとよいです。

年間の管理

庭木

水やりは植えつけ後はしばらく乾かし過ぎないように注意しますが、その後は雨が降らず、用土が乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。肥料は寒肥として2月から3月頃、花後のお礼肥に骨粉入り固形油粕などを蒔いておきます。

鉢植え

日当たりのよい所に置きますが、夏の強い西日を避けた風通しのよい所に置きます。水やりは葉がある生育期は鉢土の表面が乾けば与えます。過湿を嫌うので、水を与え過ぎないように注意します。冬の葉が落葉している時期は控えめにします。 肥料は2月から3月頃、花後のお礼肥に骨粉入りの固形油粕などを蒔いておきます。

剪定

芽吹きが弱いので、むやみに剪定すると花が咲かくなるので、できるだけ行わない方がよいです。不要な枝があれば分かれ目や元から切ったり、枯れ枝、株元から出たひこばえ、台木から伸びた枝があれば元から切るぐらいにします。時期は落葉中や花後に行うとよいです。

病気や害虫

カイガラムシが発生する事があるので、見つけたら殺虫剤で駆除します。また、テッポウムシというカミキリムシの幼虫が 木に穴を開けて食害する事があります。見つけたら園芸用キンチョールEなどを使って駆除します。

増やし方

イボタノキや実生苗を台木に接ぎ木されるのが一般的です。時期は3月頃に行えます。挿し木でもつきますが、生育が遅いので花が咲くまでに年数がかかってしまうようです。

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