別名:ルブス・ペンタロブス
学名:Rubus calycinoides
科・属名:バラ科・キイチゴ属
原産地:台湾
分類:匍匐性常緑低木
寒さ:強い
暑さ:強い
草丈:10cm〜20cm
花径:約 1cm
花色:白
場所:日向〜半日蔭
増やし方:挿し木
用途:花壇、鉢植え、寄せ植え、吊り鉢、グランドカバー

ルブス・カリシノイデス
5月上旬、自宅の鉢植え

ルブス・カリシノイデスの葉
5月上旬、自宅の鉢植え

ルブス・カリシノイデスの花
5月上旬、自宅の鉢植え

ルブス・カリシノイデスの花2
5月上旬、自宅の鉢植え
ルブス・カリシノイデスはカラーリーフとして葉を楽しむ植物です。匍匐性の常緑低木で地面を這うように茎が伸びていゆくので、グランドカバーとしても利用する事ができます。キイチゴの仲間で春に花が咲き、ラズベリーに似た黄色い実が成りますが、食べる事はできないので観賞するだけになります。とても繁殖力が強く、生息地ではとても増えるそうで、日向でも半日蔭で育つ丈夫な植物です。寒さに強く寒い地域では秋が深まると赤く紅葉するそうですが、暖地では紅葉せずに緑葉のまま越冬します。同じ仲間で日本に生息しているナワシロイチゴ(Rubus
parvifolius)やクサイチゴなどは落葉低木が多いですが、ルブス・カリシノイデスは暖地では常緑になります。
ルブス・カリシノイデスの育て方
場所
日当たりを好みますが、午前中の日光だけ当たるような半日蔭でもよく育ちます。冬の耐寒温度はマイナス10度以下になっても大丈夫なので、暖地では路地植えで問題なく越冬します。
水やり
水やりは普通です。鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。水切れして葉が萎むと元に戻りにくいので、水切れには注意してください。花壇ではあまり雨が降らないようなら与えます。
植え付け
春や秋に苗が出回ったいるので植え付けます。用土は普通の花の培養土でかまいません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4なので植え付けます。
植え替え
2年に1回を目安に、鉢底から根が出て根詰まり気味なら植え替えます。時期は春の3月頃、秋の9月中旬から10月中旬頃にも行えます。用土は植え付け用土と同じです。
肥料
肥料はあまり多く必要としません。鉢植えでは春の3月頃、秋の10月月頃に緩効性の化成肥料を置き肥すればよいです。花壇では春と秋に骨粉入りの固形油粕などをまいておきます。
剪定
茎が伸び過ぎて邪魔なら切ればよいです。
増やし方
挿し木
春の5月から6月頃、秋の9月中旬から10月頃にも行えます。方法は3節ほどの挿し穂を用意して、一番下の葉をちぎって20分ほど水揚げします。ちぎった葉の節が用土に埋まるように挿します。その他は
挿し木のページを参考にしてください。