花と観葉植物(葉っぱの岬)

アスパラガス・ナナス

学名:Asparagus plumosus var. nanus
別名:アスパラガス・アヌス、セタケウス、シノブボウキ
科・属名:キジカクシ科・アスパラガス属
原産地:南アフリカ
分類:常緑多年草
寒さ:やや弱い(0度以上)
暑さ:強い
日照:日向
耐陰性:あり
花期:夏頃
花言葉:我が勝利、無敵、敵を除く、無変化
通販:楽天市場にあり

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ナナス

寄せ植え

野菜のアスパラガスと同じ仲間ですが、こちらは観賞用になります。ナナスは代表的な観葉アスパラガスで、蔓性で茎には大きなトゲがあります。小枝に細かい葉を沢山茂らせて夏は涼しげな感じで美しいです。葉というのは正確ではなく、小枝が変化した仮葉というものです。そこから小さくて目立たない白花を咲かせ、秋になると実を成らせます。この実が赤くなって熟すと種まきで増やす事もできます。この仲間は300種類ぐらいがあると言われ、他に観葉植物としてよく出回っているのはスプレンゲリー、スマイラックス(アスパラゴイデス)などの種類があります。スマイラックスだけは丸い葉なので一見アスパラガスとは別の種類のように見えます。この仲間は寒さにも比較的強く育てやすいです。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(0度以上) 日向 室内の日向(0度以上)
植え替え 植え替え
株分け 株分け
切り戻し 切り戻し
肥料 肥料
水やり 控えめ 表面が乾けば与える 控えめ

アスパラガス・ナナスの育て方

置き場所

できるだけ室内の明るい窓辺に置いておくとよいです。耐陰性があって明るい日陰でも育ちますが、あまり暗いと葉が落ちやすいので注意してください。春から秋は戸外の日差しに当ててもよく育ちます。寒さにはあまり強くないので、戸外に置いているものは秋の11月になったら室内へ入れるようにします。冬の耐寒温度は0度ぐらいありますが、日当たりがよく5度以上ある所の方が葉の落ちるのが少なくてよいです。
4月中旬から10月
室内または戸外の日当たりのよい所から明るい所(真夏の直射日光は避ける)
11月から4月上旬
室内の日当たりのよい所から明るい所(最低温度は5度以上で管理)

水やり

一見、水切れに弱そうに見えますが、根が多肉質で乾燥には強い観葉植物です。年間を通じて鉢土の表面が乾いてから与えます。冬は与え過ぎないよう表面が白く乾いて更に3、4日して与えます。水の与えすぎは根腐れの原因になるので注意してください。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

肥料

春から秋まで暖効性の化成肥料を置き肥したり、定期的に液体肥料を与えればよいです。冬は生育をやめて必要としないので、与えないようにします。その他は観葉植物の肥料のページを参考にしてください。

植え替え

2、3年を目安に、根が詰まって鉢底から根が出てきたら植え替えます。時期は真夏を除いた4月下旬から9月までに行うのが理想的です。用土は市販の観葉植物専用の土、自分で作る場合は赤玉土(小粒)7、腐葉土3ぐらいでよいです。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

増やし方

株分け

この方法で増やすのが一番容易です。あまり細かく分けると芽が出てこない事があるので、 一株に3、4茎以上つけて株分けするとよいです。塊が硬いのでハサミで切り分けるとよいです。時期は植え替えと一緒に行います。

種まき

秋から冬に赤く完熟した実を種まきで増やす事ができます。発芽温度が20度以上と高いので5月を過ぎて蒔くとよいと思います。 種まき用の土などを使って種を埋め、発芽するまでは乾かさないように注意します。本葉がそろったらポットに仮植えして、根が回ってきたら定植します。

切り戻し

冬を超えると葉の多くを失ってしまう事がありますが、春の4月頃になったら株元から数節残して切り戻すとまた茎が伸びてきます。生育期でも伸び過ぎて邪魔になった茎があれば切ればよいです。

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