花と観葉植物(葉っぱの岬)

マンゴー

学名:Mangifera indica
科・属名:ウルシ科・マンゴー属
原産地:インド北東部、バングラディシュ、ミャンマー北西部
分類:常緑高木
寒さ:弱い(10度以上)
暑さ:強い
日照:日向
耐陰性:なし
開花時期:2月〜5月
収穫時期:6月〜9月
通販:楽天市場にあり

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マンゴー

実(6月下旬)

マンゴーの花

花(3月下旬)

結実したばかりの実(マンゴー)

結実したばかりの実(6月上旬)

マンゴーの鉢植え

マンゴーの鉢植え(8月上旬)

マンゴーは、熱帯アジアを代表する美味しいフルーツで、主にインドからミャンマーにかけての地域が原産です。世界中で多くの品種が栽培されており、大きくインド系(単胚種)と東南アジア系(多胚種)に分けられます。日本には明治時代に東南アジアから沖縄へ導入され、現在では沖縄県、宮古島、石垣島、鹿児島県、宮崎県などの温暖な地域で、主に アーウィン種(アップルマンゴー)が栽培されています。家庭で果実を実らせるのは温度管理が難しいですが、観葉植物としては育てやすく、ツヤのある美しい葉を楽しめます。また、マンゴーにはビタミンA・C、食物繊維、β-カロテンが豊富に含まれており、美容や健康にも良いフルーツとして注目されています。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 温室 開花
収穫時期 収穫
場所 室内の日向(10度以上) 日向 室内の日向
種まき 種まき
植え替え 植え替え
挿し木 挿し木
剪定 剪定
肥料 肥料 肥料 肥料
水やり 控えめ 表面が白く乾けば与える 控えめ

マンゴーの育て方

置き場所

マンゴーは日当たりの良い場所に置き、十分な光を確保することが大切です。適温は22〜30℃と高めで、冬の耐寒性は品種によって異なりますが、アーウィン種は比較的寒さに強い方です。寒さに弱いため、屋外で育てている場合は秋頃から室内の暖かく日当たりの良い窓辺に移動させましょう。実を成らせたい場合は、花芽の形成には15℃以下の低温が必要なので、11月〜1月は10〜20℃程度の日当たりの良い室内に置き、2月以降はできるだけ気温が高い場所に移動するとよいでしょう。また、花が蕾をつけてから開花するまでに雨に当たると受粉しにくく、病気の原因にもなるため注意が必要です。特に冬場は、最低気温が10℃を下回らないよう管理し、加温や保温対策を行うとより健全に育ちます。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
5月から10月中旬
戸外の日当たりのよい所。
10月下旬から4月
室内の日当たりのよい所。最低温度は10度以上で管理

水やり

やや過湿を嫌うので、いつも土が湿った状態にならないように注意してください。生育期の春から秋にかけては、鉢土の表面が白く乾いたらたっぷり水を与えましょう。特に夏の強い日差しの下では、毎日水やりが必要です。秋になり最低気温が20℃を下回ると水の吸収が減るため、水やりの間隔も自然に空いてきます。最低気温が15℃を下回ったら乾燥気味にすると花芽分化しやすくなります。冬は休眠期に入るため、水やりは控えめにし、鉢土の表面が乾いてから2〜3日後に与える程度にします。また、暖房の風が直接当たると葉が傷む原因になるため避け、霧吹きで葉に水をかけて湿度を保つと良いでしょう。その他は観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

鉢植えの植え替えは、2年に1回を目安に行い、根が鉢いっぱいに回り、鉢底から根が出て根詰まり気味になったら適切なタイミングです。マンゴーは直根性で根鉢を崩されるのを嫌うため、できるだけ根を傷つけないようにし、一回りから二回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの適期は5月から7月頃で、市販の観葉植物用の培養土や自分でブレンドした標準的な用土にパーライトを1割ほど混ぜて水はけよくするとよいでしょう。植え替え後は根が活着しやすいように、水をたっぷり与え、半日陰で管理して徐々に環境に慣らしていくことが大切です。その他は観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

肥料

4月、6月、9月に骨粉入りの固形油粕などを置き肥します。冬の休眠期には肥料を与えないようにします。

果実を収穫するための作業

マンゴーの果実を収穫するためには、開花期に人工授粉を行うために枝を軽く揺らし、受粉後は気温を25〜30度に維持して結実を促進します。果実の生育には適度な湿度が必要であり、実の品質を高めるために、一つの枝に1個の果実を残して摘果を行います。完熟すると自然に落下するため、収穫時期が近づいたらネットを設置して実を保護します。また、実の重みで枝が下がるため、支柱や紐を使って枝を支えます。
ネットで果実を保護(マンゴー)
ネットで果実を保護
ネットに落ちた果実(マンゴー)
ネットに落ちた果実

剪定・切り戻し

樹高が高くなりすぎたら剪定を行いましょう。深く切り戻すと実が少なくなるため、数年に分けて高くなった枝を切り戻すと良いです。不要な枝や混み合った枝は元から切り落とすと、風通しが良くなり病害虫の発生を防ぎ、健康的に育ちます。剪定の適期は、新芽が出る前の4月頃からお盆前までの、実や花がついていない時期です。秋までに伸びた充実した枝先に花が咲くため、お盆を過ぎて剪定すると花が少なくなることがあるので注意しましょう。

増やし方

種まき

マンゴーの果実の中には、平たく長い種が一つ入っています。この種は硬い殻に包まれているため、剪定バサミなどを使い、中の種を傷つけないように慎重に殻を開きます。カキのフタを開けるように丁寧に取り出した種を、湿らせて軽く絞ったキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて密閉します。これを直射日光の当たらない暖かい場所に置き、発芽するのを待ちます。発芽後は根を傷つけないよう注意しながら、適した用土に植え付けます。種まきの適期は5月から7月頃です。
マンゴーの種の殻
種の殻
マンゴーの種

挿し木

挿し木を行う際は、数枚の葉を付けた健康な挿し穂を用意し、下の節の葉を取り除いてから、その部分が用土に埋まるように挿します。発根を促すために、切り口に発根促進剤(ルートンなど)を塗ると成功率が高まります。挿し木後は、明るい日陰で管理し、用土が乾かないよう適度に水やりを行います。適期は5月から7月頃で、高温多湿の環境を保つと発根しやすくなります。

ハウス栽培のマメ知識

マンゴーの実を成らせる時期は温度管理によってコントロールできるため、農家によって収穫時期が異なります。夏に収穫されるものは、12月から1月の花芽分化期に10〜20度の低温処理を行い、2月頃の蕾の時期には17〜28度、3月の開花時期には20〜30度と段階的に温度が上げられます。開花時にはミツバチなどを利用して受粉を行い、5月から6月には摘果作業が行われます。この間、湿度は60〜80%に保たれます。肥料については、2月の「花肥え」、5月の「実肥」、8月の「お礼肥」と3回に分けて施肥されます。7月から8月頃に収穫を終えた後は直ちに剪定が行われ、本州ではお盆前までに済ませることで、秋までに充実した枝を伸ばし翌年の開花を促します。

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