別名:チロリアンランプ、アブチロン・メガモタミクム
学名:Abutilon megapotamicum
科・属名:アオイ科・アブチロン属
原産地:南米
分類:常緑半つる性低木(半耐寒性)
寒さ:やや弱い
暑さ:強い
花径:5cm
花色:赤(萼)、黄色(花びら)
増やし方:挿し木
場所:日向(夏は半日陰)
用途:鉢植え、花壇(暖地)
花言葉:憶測
ウキツリボク
5月中旬、自宅の庭
ウキツリボクのアップ
6月上旬、植物園
ウキツリボクの葉
10月上旬、植物園
ウキツリボクの全体
5月中旬、植物園
アブチロンの仲間は半つる性と木立性があります。木立性のものはショウジョウカと呼ばれる種類、
こちらで紹介しているのは、半つる性のウキツリボクと呼ばれるものです。これらを交配したヒブリデュムという品種もあります。赤い提灯みたいな萼の先に、黄色い花びらがついた、和を感じる面白い姿をした花を咲かせます。
ウキツリボクの育て方
場所
日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。夏は日差しが強すぎるので、午前中の日光が当たるような半日陰で育てるとよいです。冬の寒さには強くありませんが、暖地では庭植えで越冬が可能です。鉢植えでは、霜の当たらない軒下などに置くか、室内の日当たりのよい場所で越冬させると葉の痛みが少ないです。
水やり
鉢植えでは、生育期の春から秋まで、鉢土の表面が乾けば与えます。夏はよく乾くので、毎日の水やりになります。秋が深まって涼しくなると、徐々に水を吸わなくるので、冬は控えめに与えます。庭植では植えつけ後、根付くまでは乾かし過ぎないよう注意しますが、その後は特に必要ありません。
肥料
生育期の春から秋まで、鉢植えでは緩効性の化成肥料を置き肥したり、液体肥料を定期的に与えます。庭では、4月頃と9月頃に骨粉入りの固形油粕などを蒔いておきます。その他は、
花の肥料を参考にしてください。
植え付け
春に苗が売られている事があるので、入手したら植えつけます。鉢植えの用土は赤玉土(小粒)7、腐葉土3などの水はけのよい用土に植えつけます。庭では寒風、夏の西日を避けた日当たりのよい所に、元肥に牛糞などを、水はけが悪い場合は腐葉土などを混ぜて植えつけます。
植え替え
毎年植え替えるとよいです。時期は春の4月から5月頃に行うのが理想的です。根鉢の周りを3分に1ぐらい崩して、一回り大きな鉢に植え替えます。用土は植えつけ用土と同じです。
増やし方
挿し木
挿し木で増やす事ができます。時期は5月から7月上旬頃、秋の9月から10月上旬頃にも行えます。2、3節ぐらいのさし穂を用意して、一番下の節の葉を切り取ります。切り取った葉の節が用土に埋まるように挿します。その他は
挿し木のページを参考にしてください。
剪定・切り戻し
11月頃の花後、伸びすぎた枝があれば軽く剪定しておきます。冬を超えて4月になったら、将来の樹形をイメージして切り戻します。