花と観葉植物(葉っぱの岬)

ブルビネラ

別名:バルビネラ、キャッツテール
学名:Bulbinella
科・属名:ツルボラン科・ブルビネラ属
原産地:南アフリカ、ニュージーランド
分類:宿根多年草
寒さ:やや弱い
暑さ:葉が枯れて休眠する
草丈:60cm〜100cm
花径:約 1cm
花色:黄色、橙色、白
場所:日なたを好む。冬は霜よけ。夏は日陰で休眠。
増やし方:株分け
掘り上げ:必要ありませんが可能。
用途:庭植え、鉢植え、切り花
花言葉:試行錯誤

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ブルビネラ
4月上旬、自宅の庭

ブルビネラ2
4月上旬、自宅の庭

ブルビネラのアップ
4月上旬、自宅の庭

ブルビネラの葉
4月上旬、自宅の庭

ブルビネラ属は南アフリカやニュージーランドに20種ほどがあり、主に出回っているのは南アフリカ原産のブルビネラ・フロリブンダやブルビネラ・ラティフォリアがあります。下のはブルビネラ・ジャイアントいう名前で売られていた種類で黄色、橙色、白花の花を咲かせる種類があります。ブルビネラは長い花茎の先に花穂がついて、花穂には1cmぐらいの小花が下から上に向かって沢山咲きます。半耐寒性の宿根多年草ですが、球根草のように掘り上げ保存ができるので球根植物としても扱われています。半耐寒性の植物ですが、比較的寒さには強く暖地では庭植えで越冬します。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日なた(霜よけ) 日なた 日陰(鉢は雨よけ) 日なた 日なた(霜よけ)
植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
株分け 株分け
掘り上げ 掘り上げ 日陰で保存
肥料 肥料 お礼肥 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 必要ありません 鉢土の表面が乾けば与える

ブルビネラの育て方

場所

日当たりを好むので、秋から春は日当たりのよい所で育てます。夏は葉が枯れて休眠するので、鉢植えは雨の当たらない日陰で水を切って休眠させます。庭では夏の高温多湿で根を腐らせないよう、夏は日陰になるような落葉樹の下などに植え付けます。冬の寒さにはあまり強くありませんが、暖地では庭植えが可能で、霜に当たらないようワラなどで霜よけしておくと安心です。鉢植えでは霜の当たらない日当たりのよい軒下などに置いて、凍りそうな日は室内へ入れる安心です。

植え付け

宿根した裸の根が球根として売られています。植え付け時期は秋の9月下旬から10月頃に植え付けます。鉢植えでは6号鉢に一株を目安に、深くならないよう軽く1cmぐらい覆土して植え付けます。鉢植えの用土は花の培養土にパーライトを2割ほど混ぜたり、赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2などに植え付けます。庭では秋から春は日当たりのよい所、夏は日陰になる落葉樹の下などに植え付けます。元肥に牛糞などを、水はけが悪いようなら腐葉土などを混ぜ込んで植え付けます。株間は20cmから30cmぐらいに3cmぐらい軽く覆土して植え付けます。
10月中旬

植え付け前の根
11月中旬

芽が出てきた
3月下旬

花茎が伸びてきた

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が乾いたら与えます。庭ではあまり雨が降らないようなら与えるぐらいでかまいません。

肥料

肥料は多く必要ありません。鉢植えでは植え付け後の元肥、2月頃の追肥に緩効性の化成肥料など少量、花後のお礼肥に液体肥料などを与えます。花壇で植え付け時の元肥、2月頃の追肥に骨粉入り固形油粕などを少量、花後のお礼肥に即効性の化成肥料などをまいておくとよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

球根の堀上げ

毎年、掘り上げる必要はなく、数年植えっぱなしにしておくと沢山の花が咲くようになります。夏の高温多湿を嫌うので、暖地では夏は日陰になるような落葉樹の下などに植え付けるとよいです。鉢植えは雨の当たらない日陰で水を切って休眠させます。掘り上げ保存も可能で、葉が枯れたら掘り上げて乾いた用土などに埋めて涼しい日陰で夏を越させる事ができます。

植え替え

鉢植えでは夏を水を切って休眠させ、2、3年に一回ぐらい、秋の9月下旬から10月頃に植え替えます。必要なら株分けを兼ねて植え替えます。庭でも数年して株が増え過ぎてしまったら株分けを兼ねて植え替えます。

増やし方

株分け

株分けで増やす事ができます。時期は植え替えと一緒に行います。

花茎切り

花が終わったら花茎を切り取って根を太らせます。

病気や害虫

花の蕾にアブラムシがつく事あります。見つけたらスミチオンなどの殺虫剤で駆除します。その他は花の害虫のページを参考にしてください。

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