別名:キダチルリソウ(木立瑠璃草)、ニオイムラサキ(匂紫)
学名:Heliotropium arborescens
科・属名:ムラサキ科・キダチルリソウ属
原産地:ペルー
分類:多年草または一年草
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:やや弱い
草丈:50cm〜70cm
花径:約 0.3cm〜0.5cm
花色:紫、白
場所:日向
種まき:春まき
発芽温度(約 20度)
平鉢
増やし方:挿し木
用途:鉢植え、切り花、ドライフラワー、ハーブ
花言葉:献身的な愛、献身、熱望
通販店:楽天市場にあり
ヘリオトロープは香りのよい花を咲かせる草花です。バニラのような甘い香りがするので、香水の原料に使われる事があります。ハーブとして売られている事が多く、ポプリとしてよく利用されています。切り花も香りが良いので好まれます。花序の大きさは5cmから10cmぐらいで、小さい花が沢山集まって咲いています。花色は紫から白で濃さもいろいろです。寒さに弱い南米の植物で、日本では多年草や一年草として扱われますが、現地では大きく育つと木になるので低木として扱われる事もあります。
ヘリオトロープの育て方
場所
日当たりのよい所で育てます。夏は日差しが強すぎるので、西日が当たらないような所に置きます。冬の寒さには強くないので、鉢植えにして冬を5度以上の日当たりのよい室内で越冬させます。
水やり
乾かし過ぎるのを嫌うので、生育期の春から秋は鉢土が乾いてきたらたっぷりと与えます。冬は寒さであまり水を吸わなくなるので、控えめに与えます。
植え付け
春や秋に苗を入手したら植え付けます。寒さに弱く冬を室内で越冬させるため鉢植えが向いています。用土は水はけがよく、酸度が中性(PH7)前後の砂質土壌を好むので、花の培養土にパーライトを1割ぐらい混ぜたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などに植えるとよいです。
植え替え
春の3月中旬から4月頃に根鉢の回りを軽く壊して一回りから二回り大きな鉢に植え替えるとよいです。夏に根詰まりした場合は秋に根鉢をあまり壊さずに、一回りから二回り大きな鉢に植え替えるとよいです。用土は植え付け用土と同じです。
肥料
春の3月中旬から6月頃、秋の9月から10月頃に暖効性の化成肥料を置き肥したり、定期的に液体肥料を与えます。
切り戻し・剪定
夏の花後、秋の花後に伸び過ぎた枝を切り戻しておきます。冬を室内で越冬した鉢植えは、春の新芽を吹く頃になったら、伸び過ぎている枝を切り戻して樹形を整えるとよいです。
増やし方
挿し木
挿し木で増やす事ができます。2、3節分のさし穂を用意して、一番下の節の葉を取ってそこが用土に埋まるように挿します。時期は5月から6月頃、秋の9月頃にも行えます。その他は
挿し木のページを参考にしてください。
種まき
種が売られているので、種まきから育てる事もできます。時期は春の3月中旬から5月頃に行うのが理想的です。種が小さいので
平鉢に蒔いて、鉢底から給水させるとよいです。本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして、根が回ってきたら定植します。