別名:ウコンサンゴバナ(鬱金珊瑚花)
学名:Pachystachys lutea
科・属名:キツネノマゴ科・パキスタキス属
原産地:中南米
分類:常緑小低木
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
樹高:1m〜1.2m
花序:5cm〜7cm
花色:黄色(苞)、白(花)
増やし方:挿し木
場所:日向(夏は半日蔭)、冬は室内
用途:鉢植え
花言葉:美しい娘
パキスタキス・ルテアは中南米が原産の熱帯の花木です。温室のある植物園で見かけますが、園芸店で売られている事もあります。黄色い花のように見えるのは苞で、そこから白くて筒状の細長い花を咲さかせています。温室内では1年中咲きますが、日本では初夏から秋にかけて花が咲きます。寒さに弱いので、本州では冬を室内で越冬させないと枯れてしまいます。冬も暖かい沖縄では、庭木として植えられているそうです。和名のウコンサンゴバナはウコンの花に似ているからのようです。パキスタキス属は熱帯アメリカに4種類ほどが生息していて、赤い花を咲かせる
パキスタキス・コッキネアという種類もあります。
パキスタキス・ルテアの育て方
場所
日当たりを好みます。生育期の春から秋は、夏を除いて日当たりのよい所で育てます。夏は日差しが強すぎるので、午前中の日光が当たるような半日陰で育てます。冬の寒さには弱いので、5度以上ある室内の日当たりのよい所に置いて越冬させます。
水やり
生育期の春から秋は鉢土の表面が乾けば与えます。夏はよく水を吸い上げるので、毎日の水やりになります。秋が深まって涼しくなると、徐々に水を吸わなくなり、冬はあまり乾かなくなるので、控えめに与えます。
肥料
生育期の春から秋まで、緩効性の化成肥料や液体肥料を定期的に与えます。肥料切れすると、花が咲かなくなったり、小さくなる事があります。冬は生育しないので与えないようにします。その他は、
花の肥料を参考にしてください。
植え付け
春に苗が売られている事があるので、入手したら植えつけます。寒さに弱い鉢植え向きの植物なので、鉢植えで育て、冬を室内で越冬させるとよいです。鉢植えの用土は赤玉土(小粒)7、腐葉土3などの水はけのよい土に植えつけます。肥料を好むので、マガァンプK(中粒)などの、元肥を混ぜて植えつけるとよいです。
植え替え
毎年植え替えるとよいです。時期は春の4月中旬から5月頃に行うのが理想的です。根鉢の周りを3分に1ぐらい崩して、一回り大きな鉢に植え替えます。用土は植えつけ用土と同じです。
増やし方
挿し木
挿し木で増やす事ができます。時期は5月から7月上旬頃、秋の9月から10月上旬頃に行うのが理想的です。2節ぐらいのさし穂を用意して、一番下の節の葉を切り取ります。葉が大きいので、葉の面積を半分ぐらい減らして挿します。その他は
挿し木のページを参考にしてください。
切り戻し
11月頃の花後、伸びすぎた枝があれば切り戻しておきます。冬を超えて4月になったら、将来の樹形を考えて切り戻します。コンパクトに育てたい場合は、株元から数節を残すぐらい短く切ってもよいです。